49歳で早期退職して、誰からも評価されなくなった。それでも何も困らなかった

時間の使い方・マインドセット

49歳で会社を辞めて、7年以上が経ちました。

先日、こんなことを考えました。

「早期退職すると、誰からも評価されなくなるのではないか?」

確かにそうなんですよね。

会社員だったころは、常に誰かから評価されていました。

でも今の私は、誰からも評価されない生活をしています。

それで寂しいか。

物足りないか。

そう考えてみたのですが、

私は特に何とも思っていませんでした。

むしろ今回考えてみて、

「そういえば、会社を辞めるまではずっと誰かに評価される人生だったんだな」

と、今さら気づいたくらいです。

子供のころから、ずっと誰かに評価されてきた

考えてみれば、人から評価される生活は会社員になって始まったわけではありません。

学校に入ったころから始まっています。

私の子供のころは、通知表が1から5までの5段階評価でした。

先生が私たちに点数をつけます。

中学校、高校、大学と進めば、試験があります。

良い点を取ればうれしい。

悪ければがっかりする。

そして社会人になれば、今度は会社から評価されます。

仕事の成果を見られ、上司から評価される。

その評価が昇進や給料、ボーナスなどにも関係してきます。

そう考えると、私は学校に入ってから49歳で会社を辞めるまで、長い間ずっと、

「誰かに評価される生活」

をしていたことになります。

でも「評価されたい」と強く思っていたわけではない

もちろん、高く評価されればうれしかったです。

上司から、

「よくやった」

と言われれば、やっぱりうれしい。

これは子供のころから同じです。

人から褒めてもらえば、うれしくなります。

良い成績を取ればうれしかったですし、出世したときもうれしかったです。

ただ、私の場合、

「評価されたいから行動する」

という感覚は、あまりありませんでした。

上司から良く見られるためにこうしよう。

評価を上げるためにこう振る舞おう。

そういうことには、それほど興味がなかったと思います。

子供のころは、親から褒めてもらいたくて行動することはありました。

でも、中学生以降はそういう感覚もあまりなかったように思います。

自分がやる。

その結果として評価がついてくる。

私にとって評価とは、そのくらいのものだったのかもしれません。

自分では90点なのに、上司から50点をつけられることもある

ただ、他人から評価される生活には、難しいところがあります。

例えば自分では、

「今回はよくできた。90点くらいだな」

と思っている。

ところが上司からは、

「50点」

と評価される。

これは不満がたまりますよね。

逆もあります。

自分では、

「70点くらいかな」

と思っていたのに、上司から90点の評価をもらった。

そうなれば、

「そんなふうに見てくれていたのか」

とうれしくなるかもしれません。

つまり、他人から評価される生活では、

自分が自分につけた点数と、他人が自分につけた点数の差

が生まれます。

自分では頑張ったと思っている。

でも相手は評価してくれない。

反対に、自分では大したことをしていないと思っているのに、高く評価してもらえることもある。

他人がどう評価するのかは、自分では完全にはコントロールできません。

49歳で会社を辞めたら、評価する人がいなくなった

そんな生活を長く続けて、私は49歳で会社を辞めました。

上司はいません。

会社もありません。

人事評価もありません。

昇進もありません。

通知表もありません。

誰かが私に、

「あなたは今年80点です」

と点数をつけることもありません。

では、物足りなくなったのか。

まったくそんなことはありませんでした。

誰からも評価されなくなったことで、

「自分は誰からも認めてもらえない」

と寂しくなったこともありません。

「もっと誰かに褒めてもらいたい」

と思ったこともありません。

そもそも会社員時代から、評価されること自体をそれほど意識していなかったからだと思います。

だから評価がなくなっても、

特に何も変わりませんでした。

よく考えると、今でも私は自分を評価している

ただ、早期退職して「評価」というものが完全になくなったのかというと、そうでもありません。

今でも私は、自分で自分を評価しています。

例えば投資です。

毎月の利益を見て、

「今月はよくできたな」

と思うことがあります。

うまくいかなければ、

「もっといい方法はないのかな」

と考えます。

家庭菜園も同じです。

去年よりたくさんキュウリが採れた。

そうなれば、やっぱりうれしいです。

ブログもそうです。

少しでも読んでくれる人が増えれば、

「良かったな」

と思います。

考えてみれば、人間は誰かに評価されなくても、

自分で自分に点数をつけながら生きているのかもしれません。

評価する人が「他人」から「自分」に変わった

会社員時代と今の違いは、評価そのものがなくなったことではなく、

評価する人が変わった

ということなのかもしれません。

以前は上司や会社が評価していました。

今は自分が評価しています。

投資がうまくいかなかった。

だったら、もっと良い方法を考えてみる。

家庭菜園が去年よりうまくいかなかった。

だったら来年はやり方を変えてみる。

ブログの読者が増えなかった。

それなら、また違うことを書いてみる。

自分で自分を評価するのであれば、自分の努力ややり方を変えることで改善できます。

一方、他人の評価はそう簡単ではありません。

自分が頑張ったからといって、相手が高く評価してくれるとは限らないからです。

そういう意味では、今の方が少し気楽なのかもしれません。

「他人との競争」から「自分との競争」になった

今の生活では、誰かより上に行こうというより、

自分との競争

になっているような気がします。

投資なら、もっと良い方法はないか。

家庭菜園なら、去年よりうまくできないか。

ブログなら、もう少し読んでもらえないか。

昨日までの自分や、これまでのやり方と比べています。

自分で、

「今回は90点」

と思えれば、それでうれしい。

「今回は50点だったな」

と思えば、もう少しできなかったのかと考える。

誰かが何点をつけるのかではなく、

自分自身が満足しているかどうか。

今はそこが大きいのだと思います。

50点だったからといって、自分の価値が50点になるわけではない

ただ、私は自分で50点をつけたからといって、

「自分はダメな人間だ」

とは思いません。

例えば家庭菜園がうまくいかなかった。

「今年はうまくできなかったな」

そのくらいです。

ブログの読者が増えなかった。

「今回は増えなかったな」

それで終わります。

もちろん投資は少し違います。

もし投資で何千万円も失えば、実際の生活に影響します。

私の場合、投資で大きな失敗はできません。

それでも、

「投資で失敗した=自分という人間の価値が下がった」

とは考えないと思います。

そもそも、

「自分自身の価値って何なんだろう?」

という話にもなります。

私はそこまで深刻には考えていません。

仕事ができないから「ダメな人間」ではない

この感覚は、早期退職してから生まれたものでもありません。

会社員時代から、仕事の評価とその人自身は別だと思っていました。

例えば同期を見ていて、

「この仕事はあまりできないな」

と思う人もいました。

でも、

「だから、この人はダメな人間だ」

とは思いませんでした。

その仕事が、その人に合っていなかっただけかもしれないからです。

実際、別のことをやらせると抜群に能力を発揮する人もいます。

一つの仕事ができるかどうかだけで、その人すべてを評価することはできない。

自分についても同じです。

自分より仕事ができる人がいる。

それは当たり前です。

自分が低い評価を受けることもある。

それも仕方がない。

自分なりに精一杯やったのであれば、その結果として評価を受ける。

でも、

仕事の評価が、そのまま人間としての評価になるわけではない。

私は昔から、そんなふうに考えていたように思います。

「評価から解放された」とも思っていない

早期退職について書くなら、

「他人の評価から解放された」

という言い方もできそうです。

でも、私の場合は少し違います。

私は会社員時代、他人から評価されることに苦しんでいたわけではありません。

評価から逃げるために会社を辞めたわけでもありません。

だから早期退職したとき、

「これでもう誰からも評価されなくて済む!」

という解放感もありませんでした。

評価されなくなったこと自体、ほとんど意識していなかったのです。

今回このテーマについて考えてみて初めて、

「そういえば、学校に入ってから会社を辞めるまで、ずっと誰かに評価されていたんだな」

と気づいたくらいです。

誰にも評価されない生活でも、私は特に困らなかった

49歳で早期退職して、誰からも評価されない生活になりました。

上司はいません。

人事評価もありません。

昇進もありません。

通知表もありません。

でも、私は何も困りませんでした。

褒めてもらえれば、今でもうれしいと思います。

人から認めてもらうことを否定するつもりもありません。

ただ、

誰かに評価してもらわなければ、自分が何をすればいいのか分からない

ということはありませんでした。

投資をする。

家庭菜園をする。

ブログを書く。

その結果を見て、自分なりに考える。

うまくいけばうれしい。

うまくいかなければ、また考える。

今はそれで十分です。

会社を辞めて評価がなくなったのではなく、

他人につけてもらっていた点数を、自分でつけるようになった。

そんな感じなのかもしれません。

そして自分でつけた点数が50点だったとしても、それは今回やったことが50点だったというだけです。

自分という人間まで50点になったわけではありません。

49歳で会社を辞めて7年以上。

誰からも評価されない生活になりましたが、私は今のところ、それで何も困っていません。

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