私は49歳で会社を辞め、早期退職しました。
それから7年以上、会社員として働いていません。
早期退職のブログを書いているので、
「会社員生活が嫌だったんでしょう」
と思われるかもしれません。
確かに、私は会社を辞めたかったです。
そして今でも、会社員に戻りたいとは思いません。
でも、会社員という働き方をすべて否定しているわけではありません。
むしろ会社を辞めてから、
「会社員って、こういうところは良かったよな」
と思うこともあります。
今回は、早期退職して7年以上たった今だから感じる「会社員の良かったところ」と、それでも私が会社員に戻りたいと思わない理由について書いてみます。
毎月決まった日に給料が入ってくるのは、やっぱりいい
会社員の一番いいところは何か。
今の私が最初に思い浮かべるのは、
毎月、決まったお金が入ってくることです。
会社員だったころは、毎月25日になれば給料が振り込まれていました。
毎月ほぼ決まった金額が入ってくる。
会社員のころは、それが当たり前でした。
ところが会社を辞めると、当然ですが25日になっても給料は入ってきません。
退職直後も、
「ああ、もう給料は入ってこないんだな」
という感じはありました。
だからといって、それで強い不安を感じたわけではありません。
会社を辞める前にライフプランを作り、お金については準備していたからです。
それでも、毎月決まった収入があるというのは、会社員の大きなメリットだと思います。
ボーナスの日は、本当にうれしかった
もう一つ、会社員のいいところといえば、
ボーナスです。
これは本当にうれしかったですね。
私の場合、年に2回のボーナスの日は、仕事に対して前向きになれる日でもありました。
「よし、明日も頑張ろう」
と思える。
そんな日は、年に2回くらいだったかもしれません(笑)。
それくらいボーナスはうれしかったです。
早期退職した今は、当然ボーナスはありません。
投資で利益が出ることはあります。
でも、会社から決まった時期にまとまったお金が振り込まれるボーナスとは、やはり少し感覚が違います。
会社員ならではの楽しみだったと思います。
社会保険料を会社が負担してくれていたのも大きい
会社を辞めてから実感したものもあります。
その一つが社会保険です。
会社員の場合、健康保険や厚生年金の保険料は労使で負担します。
会社員だったころは、それほど強く意識していませんでした。
ところが早期退職して、国民健康保険料を自分で払うようになると、
「社会保険料って高いんだな」
と痛感します。
今の私は投資による収入もありますので、国民健康保険料の負担をかなり意識するようになりました。
会社員時代には見えにくかった会社負担のありがたさを、辞めてから感じています。
税金関係も会社がかなりやってくれていた
税金についてもそうです。
会社員なら、給与から税金が天引きされ、年末調整なども会社が行ってくれます。
人によっては確定申告が必要になることもありますが、多くのことを会社が処理してくれます。
会社員を辞めると、自分で調べたり手続きしたりすることが増えます。
こういうことも、会社にいたころは当たり前すぎて、その便利さに気づいていなかったのかもしれません。
辞めてみると、
「会社はいろいろやってくれていたんだな」
と思います。
お金だけではない。仕事だからできた経験もある
会社員の良かったところは、お金だけではありません。
仕事を通じて、いろいろな経験ができました。
さまざまな人と出会うこともできました。
仕事がうまくいけば、達成感もありました。
私は以前の記事でも書きましたが、仕事そのものがすべて嫌いだったわけではありません。
仕事をしているからこそ経験できることがあります。
一生懸命取り組んで、うまくいったときの達成感もあります。
人との出会いもあります。
こういうものは、会社を辞めた今でも、
会社員として働いたから得られたものだった
と思っています。
だから私は、会社員だった過去を否定するつもりはありません。
それでも会社員に戻りたいとは思わない
ここまで書くと、
「それだけ会社員に良いところがあるなら、もう一度働けばいいのでは?」
と思われるかもしれません。
でも、私は戻りたいとは思いません。
毎月決まった給料が入ってくる。
それはいいなと思います。
でも、
「その代わり、もう一度会社員として働いてください」
と言われたら、
「いや、別にいいです」
と断ると思います。
ボーナスも欲しい。
安定した給料もいい。
社会保険の会社負担もありがたい。
それでも戻りたくありません。
理由ははっきりしています。
時間を拘束されるからです。
朝6時に起きて、自由になるのは夜10時過ぎ
会社員だったころの私は、朝6時ごろには起きていました。
7時には家を出ます。
出張も多い仕事でした。
ホテルに戻るのは夜10時くらい。
本当に忙しいときには、毎日のように日付が変わっていました。
もちろん毎日がまったく同じだったわけではありません。
それでも仕事をしていたころは、一日のかなりの部分を会社や仕事に使っていました。
朝起きてから夜まで、ほとんど仕事です。
そうなると、
自分が自由に使える時間はほとんどありません。
会社員だったころから、それは分かっていました。
自分の時間や体を提供して、その代わりにお金をもらっていた
当時から私は、会社員として働くということを、
自分の時間や体を提供して、その代価としてお金をもらっている
という感覚で見ていたところがあります。
働けば給料がもらえる。
それは当然です。
ただ、その給料を得るためには、自分の時間を仕事に使います。
会社員時代から分かっていたことですが、早期退職して自由な時間を手に入れてから、以前より強く感じるようになりました。
「ああ、自分はこれだけ長い時間を会社に渡していたんだな」
と。
「この給料なら時間を売っても割に合う」とは考えられない
では、会社員時代にもらっていた給料は、拘束されていた時間に見合っていたのか。
これは難しい質問です。
私には、うまく答えられません。
というより、
お金と時間は、そもそも同じ物差しで比べるものではない
ような気がします。
これだけ時間を使った。
だから、このくらい給料をもらえば割に合う。
私には、そんなふうに単純には考えられません。
仕事によっては、
「いくらもらっても割に合わない」
と思うときもあるでしょう。
逆に、
「これならいい」
と思うこともあるかもしれません。
でも、時間は時間です。
お金はお金です。
特に今は、
時間はお金に代えがたいものだ
という感覚が強くなっています。
だからといって、若いころの働き方を後悔してはいない
では、今56歳の私が20代や30代の自分に、
「そんなに働くな。もっと自分の時間を大切にしろ」
と言いたいのか。
そうでもありません。
あれはあれで良かったんじゃないかなと思います。
私は、自分の目の前に現れたものには、何か意味があるのだと思っています。
そのとき自分の前に現れたことを、一生懸命やってみる。
私の場合、若いころには、
がむしゃらに働く
というものが目の前に現れました。
だから一生懸命やりました。
仕事をして、いろいろな経験をしました。
達成感も味わいました。
いろいろな人にも出会いました。
お金も稼ぎました。
そして、その結果として仕事がつらくなった。
だから今度は、
「会社を辞める」
という方向へ動きました。
ただそれだけのことなのだと思っています。
過去を「良かった・悪かった」だけで判断しなくてもいい
私は過去の出来事を、
「あれは良かった」
「あれは失敗だった」
と、それだけで判断しなくてもいいと思っています。
そのとき自分に必要だったから、目の前に現れた。
私はそう考えることがあります。
会社員としてがむしゃらに働いたことも、私には必要だった。
もし会社員として働いた経験がなければ、今の私がどうなっていたのかは分かりません。
仕事がつらいという経験もしなかったかもしれない。
早期退職したいとも思わなかったかもしれない。
お金を貯めようとも思わなかったかもしれない。
だから私は、会社員だった過去を否定する気にはなりません。
会社員には良いところがたくさんある。それでも私は今の生活を選ぶ
会社員には、良いところがたくさんあります。
毎月決まった給料が入る。
ボーナスがある。
社会保険には会社負担がある。
税金関係も会社がかなり処理してくれる。
仕事を通じてさまざまな経験ができる。
人と出会える。
達成感を味わえる。
私は49歳で会社を辞めましたが、こうした会社員の良さまで否定するつもりはありません。
むしろ辞めたからこそ、分かった良さもあります。
それでも私は、会社員には戻りません。
なぜなら今の私にとっては、
自由に使える時間の方が大切だからです。
朝起きて、今日は何をするのか。
どこへ行くのか。
何時に出かけるのか。
あるいは、何もしないのか。
それを自分で決められる。
会社員だったころには、ほとんど持つことができなかった時間です。
私は会社員として働いた過去を後悔していません。
あの時期も、自分には必要だったのだと思います。
そして今は、早期退職して自由に暮らす時期が自分の前に来ている。
だから私は今、この生活を一生懸命楽しんでいます。
会社員だった時間も大切だった。
そして今の自由な時間も大切です。
どちらが正しかったということではなく、そのとき目の前にあるものを一生懸命やってみる。
私の場合は、その結果として今の生活にたどり着いた。
そんなふうに思っています。


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