私は49歳で会社を早期退職しました。
会社を辞めてから7年以上たちますが、再就職したいと思ったことはありません。
だからといって、
「もうお金を稼ぎたくない」
と思っているわけではありません。
むしろ逆です。
会社を辞めてからも、私はずっと「自分で稼ぎたい」と思ってきました。
会社員として働くことと、自分でお金を稼ぐこと。
私の中では、この二つはほとんど別物なのだと思います。
会社を辞めても、何をすればいいのか戸惑わなかった
早期退職すると、それまで会社が決めてくれていたものがなくなります。
何時に会社へ行くのか。
今日は何をするのか。
いつまでに何を終わらせるのか。
会社員なら、ある程度は会社や仕事によって決められています。
ところが会社を辞めれば、それがなくなります。
では私は、
「明日から何をすればいいんだろう」
と戸惑ったのか。
まったくそんなことはありませんでした。
理由は単純で、やりたいことがあったからです。
それが投資でした。
最初の目標は「月5万円でも稼げればいい」
私が早期退職するときに作ったライフプランでは、退職後の投資収益をあてにしていませんでした。
投資で1円も稼げなくても、生活できるように計算していました。
それでも私は、会社を辞めてから、
「月5万円でもいいから自分で稼ぎたい」
と思っていました。
月5万円なら年間60万円です。
それだけでも、資産が減っていくスピードを遅くできます。
ただ、今振り返ってみると、それだけではなかったように思います。
私は単純に、
自分で稼ぐということをやってみたかった。
こちらの気持ちの方が強かったのかもしれません。
退職後はスイングトレードをやっていた
退職して最初にやっていたのは、スイングトレードです。
デイトレードより少し長い期間で売買する方法です。
これをやっていると、平日は毎日のようにやることがあります。
相場を見たり、売買を考えたりします。
土日は市場が休みですが、それでも、
「今までのトレードはこれでよかったのか」
「もっといい方法はないのか」
と、自分の取引を振り返っていました。
そんなことをしていると、土日もあっという間に終わります。
ですから、会社を辞めて、
「やることがない」
と困った記憶はありません。
投資がなかったとしても、たぶん困らなかった
では、投資をしていなかったらどうだったのか。
これは実際に経験していないので分かりません。
「今日は何をしようかな」
とは考えたかもしれません。
でも、それに戸惑ったとは思わないんですよね。
何もすることがなければ、その瞬間にやりたいことをすればいい。
Yahoo!ニュースを見るかもしれません。
YouTubeを見るかもしれません。
何か気になったことを調べるかもしれません。
一日中、何もせず青空を見上げているということは、たぶんないでしょう。
何となく何かをやっていると思います。
私には「自分で何をするか決めなければならない」ということ自体が、それほど苦痛ではないようです。
資産が減り続けたら、やはり不安だったと思う
早期退職した時点では、資産が少しずつ減っていくことを想定していました。
それでも100歳までお金がなくならないようにライフプランを作っていたので、計画どおりに資産が減っていくのであれば、
「大丈夫だ」
という安心感はあったと思います。
ただし、本当に毎年資産が減り続けていたら、まったく不安がなかったとは言い切れません。
例えば年間200万円ずつ資産が減っていけば、頭では計画どおりだと分かっていても、やはり多少は気になるでしょう。
だから、自分で少しでも稼げることには意味がありました。
5万円でもいい。
3万円でもいい。
少しでも収入があれば、資産が減るスピードは遅くなります。
7年以上たっても、資産はほとんど減っていない
結果として、会社を辞めて7年以上たった現在も、私の資産は退職時からほとんど減っていません。
これは私にとって大きなことでした。
もともとのライフプランでは、今ごろはもっと資産が減っている想定でした。
ところが実際には、それほど減っていない。
つまり、
ライフプラン上の予定資産と実際の資産との間に、プラスの差ができた
ということです。
その分だけ余力ができました。
これは当然、安心感につながります。
もっと収入が増えれば、さらに生活は楽になるでしょう。
もちろん、どこまでも増やさなければいけないとは思っていません。
今と同じくらいの利益をこれからも上げ続けることができれば、それでも十分だと思っています。
お金が十分あっても、私は投資を続けると思う
もうすぐ年金を受け取る年齢も近づいてきます。
今後、年金などの定期的な収入が入り、資産にもさらに余裕ができれば、
「もう投資で稼がなくてもいい」
という状態になるかもしれません。
それでも私は、おそらく投資を続けると思います。
なぜなら、自分で稼ぎたいからです。
私は数字が増えていくのを見るのが結構好きです。
自分で稼いで、その結果として数字が増えていく。
それが楽しいのかもしれません。
「では、何がそんなに楽しいのか」
と聞かれると、自分でもうまく説明できません。
とにかく楽しい。
今のところ、それが一番正直な答えです。
投資でなくても、自分で稼げるならやってみたい
だから、私は投資だけにこだわっているわけでもありません。
投資以外にも、自分で収入を作れるものがあればやってみたいと思っています。
以前はYouTubeをやってみようかなと思ったこともあります。
ただ、考えているうちに面倒になってやめてしまいました。
このブログも続けていますが、残念ながら今のところ大きく収益化できているわけではありません。
それでも、何か自分に合った方法で収入を作れるものが見つかれば、やってみたいと思っています。
「会社員として働く」と「自分で稼ぐ」は私には別物
ここが、私の中では一番大きな違いなのだと思います。
私は会社員には戻りたくありません。
会社員として働けば、自分の時間を完全にはコントロールできません。
何時から何時まで働くのか。
何をするのか。
誰と仕事をするのか。
もちろん会社や仕事によって違うでしょうし、ある程度自分で決められることもあると思います。
それでも、すべてを自分で決めることはできません。
一方、自分で稼ぐのであれば、自分で決められる部分がずっと多くなります。
今日は何をするのか。
どのくらいやるのか。
やらないのか。
自分で決められます。
だから私の中では、
「会社員として働きたくない」
と、
「お金を稼ぎたくない」
には、ほとんど関連性がありません。
会社員には戻りたくない。
でも、自分で稼ぐことはこれからもやりたい。
それが今の私です。
ただし「毎月30万円稼がなければならない」なら話は変わる
ただ、ここには大切な条件があります。
今の私は、投資で稼げなくても生活できます。
もともとのライフプランが、投資収益ゼロでも成立するように作ってあるからです。
だから今月の利益が3万円でもいい。
5万円でもいい。
ゼロでも生活はできます。
そんな状態で30万円稼げたら、
「今月はやったな」
と思えます。
ところが、
「毎月必ず30万円稼がなければ生活できない」
となったら、話はまったく違ってくるでしょう。
特に投資の利益は毎月同じではありません。
相場によって大きく上下します。
そんなものに「最低30万円」という条件が付けば、心は安定しないと思います。
今は楽しい投資も、「稼がなければならないもの」に変われば、楽しいとは思えなくなるかもしれません。
「稼がなくてもいい」から、稼ぐことを楽しめる
今回、自分のことを振り返ってみて、少し不思議だと思いました。
私は会社を辞めるために、収入ゼロでも生活できるライフプランを作りました。
ところが会社を辞めたら、自分で稼ぐことをずっと続けています。
一見すると矛盾しているようにも見えます。
でも、私の中では矛盾していません。
稼がなければならない生活から離れたからこそ、自分で稼ぐことを楽しめているのかもしれません。
3万円でもいい。
5万円でもいい。
ゼロでもいい。
でも、自分で考えて30万円稼げたらうれしい。
私にとっては、この順番が大切なのだと思います。
会社員として働くことは、もうしたくありません。
でも、自分の時間を自分で使い、自分で方法を考えてお金を稼ぐことは、これからも続けたい。
早期退職して7年以上たった今、私はそんなふうに感じています。


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