なぜNISAを否定する人がいるのか? 理由を調べて私が思ったこと

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最近、ネットの記事やSNSを見ていると、NISAに否定的な意見を見かけることがあります。

私は以前から、

「なんでNISAをそんなに否定するんだろう?」

と少し不思議に思っていました。

ちなみに私は、NISA肯定派でも否定派でもありません。

「みんなNISAをやるべきだ」

とも思いませんし、

「NISAなんてやめたほうがいい」

とも思いません。

ただ、なぜ否定する人がいるのか。

今回は、その理由を少し考えてみました。

NISAを否定する理由はいろいろある

調べてみると、NISAに否定的な人の意見にも、いろいろあります。

例えば、

「NISAでも元本割れする」

「長期積立だからといって必ず儲かるわけではない」

「暴落したら怖くなって売ってしまう人もいる」

「NISAで出た損失は損益通算できない」

「国がこれだけNISAを勧めるのには何か理由があるのではないか」

といったものです。

確かに、言っていることは分かります。

実際、NISAだから損をしないわけではありません。

NISAは投資によって得た利益などが非課税になる制度であって、投資した商品の値下がりを防いでくれる制度ではありません。

また、NISA口座で損失が出ても、特定口座などの利益との損益通算や損失の繰越控除はできません。

そういう意味では、NISAにも注意する点はあります。

ただ、いろいろ考えていると、私にはNISAそのものよりも、別のことのほうが気になってきました。

「みんながやっているからNISAをやる」はどうなのか

私が一番気になるのは、

「みんながやっているから、自分もNISAをやる」

という考え方です。

もちろん、それをきっかけに投資を始めること自体が悪いとは思いません。

友人がやっている。

テレビで紹介されていた。

ネットでみんながS&P500やオルカンを買っている。

それを見て、

「自分もやってみようかな」

と思う。

それは普通のことだと思います。

ただ、自分のお金を投じるわけです。

だったら、

自分は何に投資しているのか

くらいは、少しずつでも理解していったほうがいいと思います。

上がると思うから投資するのではないか

例えばS&P500に投資するとします。

私は大前提として、

長期的にS&P500が上昇していくと思うから投資する

のだと思っています。

将来の株価なんて誰にも分かりません。

当然、上昇が保証されているわけでもありません。

それでも、

「長期的には上昇していくだろう」

と自分が考える。

だから、自分のお金を投じる。

私はそれが投資だと思っています。

逆に、

「S&P500が上がるかどうか全然分からない。でも、みんなが買っているから自分も買います」

と言われると、

私は、

「それで自分のお金を投じて大丈夫なの?」

と思ってしまいます。

暴落したときにどうするのか

NISAについて否定的な意見の中で、私が特に分かると思ったのが、

暴落したときに耐えられない人まで投資しているのではないか

という話です。

これは考えておいたほうがいいと思います。

特にインデックス投資をするのであれば、

「暴落したら自分はどうするのか」

を一度考えておいたほうがいい。

例えばS&P500を長期的に積み立てていて、あるとき株価が大きく下落したとします。

30%。

40%。

場合によっては50%。

そのとき、

「こんなに下がるなんて思わなかった。やらなきゃよかった」

と全部売ってしまうのか。

それとも、

「長期的には上昇するという自分の考えは変わっていない。だったら積み立てを続けよう」

と考えるのか。

ここには大きな違いがあると思います。

勉強していれば、暴落の見え方も変わる

私は、投資をするのであれば勉強はしたほうがいいと思っています。

なぜS&P500への長期投資がいいと言われているのか。

過去にどんな暴落があったのか。

暴落したあと、どうなったのか。

インデックス投資とは、そもそもどういう投資なのか。

そういうことを知っているかどうかで、実際に暴落したときの感じ方も変わってくると思います。

何も知らなければ、

「うわっ、暴落した。やらなきゃよかった」

となるかもしれません。

でも、自分なりに理解して投資していれば、

「おっ、安く買えるチャンスが来た」

と考えられるかもしれません。

同じ暴落です。

でも、その人が何を理解して投資しているのかによって、受け止め方はまったく違ってくると思います。

だからといって、全部勉強してから始める必要もない

ただ、私は、

「投資について完璧に勉強してからでないとNISAをやってはいけない」

とも思いません。

それは無理だと思うからです。

投資というのは、いくら本を読んでも、いくらネットで勉強しても、実際にやってみないと分からないことがあります。

特に分からないのが、

自分のメンタルです。

100万円投資して、それが80万円になったとき、自分はどう感じるのか。

500万円が400万円になったらどうなのか。

1,000万円が700万円になったらどうなのか。

これは実際に自分のお金を投じてみないと、なかなか分からないと思います。

だから、

「NISAのことはまだよく分からないけれど、とりあえず月1万円だけS&P500を買ってみます」

と言う人がいたら、私はそれでもいいと思います。

少額でやってみればいい

最初から何百万円も一括で投資する必要はないと思います。

まずは少額でやってみる。

例えば月1万円でもいい。

実際に自分のお金で投資してみると、それまで気にならなかったことが気になってきます。

「今日はなぜ下がったんだろう」

「S&P500って、そもそも何社に投資しているんだろう」

「過去にはどのくらい暴落したんだろう」

「暴落から回復するまで、どのくらいかかったんだろう」

「オルカンとは何が違うんだろう」

そうすると、また調べます。

そして少しずつ理解が深まっていく。

私は、

勉強してから投資するだけではなく、投資しながら勉強する

という方法でもいいと思っています。

S&P500とオルカン、どちらがいいのか

これもよくある話です。

「S&P500とオルカン、どちらがいいですか?」

もし私が聞かれたら、

「どっちでもいいんじゃない?」

と答えると思います。

もちろん中身は違います。

だから、自分で調べてみればいいと思います。

調べて、

「自分はこちらのほうがいい」

と思ったものを選ぶ。

どうしても分からなければ、両方買ってみてもいいと思います。

そして、やっているうちに、

「やっぱり自分はこちらだな」

と思えば、片方の積み立てをやめてもいい。

最初から完璧な答えを出す必要はないと思います。

大事なのは、

誰かがいいと言ったからではなく、最終的には自分で納得して投資すること

ではないでしょうか。

そうしないと株価が大きく下落したとき、

「あの人がS&P500がいいと言ったから買ったのに」

「オルカンにしておけばよかった」

という迷いや後悔が出てくると思います。

積立途中の暴落と、取り崩し直前の暴落は違う

そして、もう一つ。

「暴落が怖い」

という人がいたら、

私は、

「暴落の何が怖いの?」

と聞いてみたいです。

30歳から30年間積み立てるとして、開始して3年後に暴落するのが怖いのか。

それとも、60歳になって、これから取り崩そうという直前に暴落するのが怖いのか。

この二つは意味が違うと思います。

積立途中で、なおかつ長期的には上昇すると考えているのであれば、安く買える時期とも考えられます。

一方、取り崩す直前の暴落は確かに気になるでしょう。

ただ、これも準備の仕方はあると思います。

暴落したら、NISAを取り崩さなくてもいい

例えば30年間積み立てて、いよいよ取り崩そうというときに暴落した。

だったら、必ずそのときNISAを売らなければならないのでしょうか。

私はそうは思いません。

心配なのであれば、NISAとは別に現金を持っておけばいい。

暴落している間は、その現金から生活費を出す。

NISAはそのまま置いておく。

そして株価が回復してきたところで、必要なら取り崩していく。

そういう方法もあると思います。

もちろん、いつ株価が回復するのかは分かりません。

だからこそ、

「自分は何年分くらい現金を持っておけば安心なのか」

ということを事前に考えておけばいいのではないでしょうか。

30年後に50%暴落しても、それだけを見なくていい

もう一つ思うことがあります。

例えば、ものすごく単純化して考えてみます。

投資を始めたときの株価を100とします。

30年後に1000になりました。

ところが、取り崩す直前に50%暴落して500になった。

確かに1000から見れば半分です。

大暴落です。

でも、最初の100から見れば500です。

もちろん実際の積立投資は毎月違う価格で買いますから、こんな単純な計算にはなりません。

それでも、

「最高値から50%下がった」

という数字だけを見る必要もないと思います。

自分がいくらで買ってきて、現在どのくらいの利益が残っているのか。

そこを見ることも必要でしょう。

国がNISAを勧めることに何か裏があるのか

もう一つ、NISA否定派の意見で、

「国がこれだけNISAを勧めるのは怪しい」

というものがあります。

これは、気持ちはなんとなく分かります。

私も、

「何かあるのかな?」

と思わなくもありません。

ただ、今のところ私は、それが何なのか分かりません。

だったら、分からないものを想像してNISAをやめる必要もないと思っています。

もし今後、自分にとって大きな問題になるようなことが分かったのであれば、そのとき考えればいい。

制度だから信用する。

国が勧めているから安心する。

逆に、国が勧めているから怪しい。

私は、どちらも極端だと思います。

自分にとってメリットがあるのか。

デメリットは何なのか。

それを見て、自分で判断すればいいと思っています。

私はNISA肯定派でも否定派でもない

今回、なぜNISAを否定する人がいるのかを考えてみました。

否定的な意見を見てみると、

「確かにそうだな」

と思うものもありました。

NISAだから安全なわけではありません。

長期積立なら必ず儲かるわけでもありません。

暴落に耐えられない人もいるでしょう。

NISAで出た損失には税制上のデメリットもあります。

でも、いろいろ考えてみると、私が一番気になったのはNISAそのものではありませんでした。

自分が何に投資しているのか分からないまま、大きなお金を投じてしまうこと。

こちらのほうが私は怖いと思います。

分からないなら、少額から始めればいい。

やってみる。

疑問が出てくる。

調べる。

またやってみる。

理解が深まったら、投資額を増やす。

そして暴落したときに、自分がどう感じるのかも経験する。

私は、それでいいと思っています。

「みんながやっているからNISAをやる」

それが最初のきっかけでも構いません。

でも、せっかく自分のお金を投じるのであれば、

「なぜ自分はこれに投資しているのか」

くらいは、自分なりの答えを持っていたほうがいい。

その答えがあれば、暴落したときの景色も少し違って見えるのではないか。

私はそう思っています。

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