49歳で早期退職した私が、7年以上再就職しなかった理由

資金計画・ライフプラン

私は2019年3月末、49歳で会社を早期退職しました。

退職してから7年以上が経ちますが、その間、再就職をしたことはありません。雇われて仕事をしてみたいと思ったことも、一度もありませんでした。

「仕事を辞めたあと、また働こうとは思わなかったのですか?」

早期退職を考えている方の中には、そう疑問に思う方もいるかもしれません。

今回は、私が再就職しなかった理由と、退職後にどのようなことを考えていたのかを書いてみたいと思います。

基本的には、もう雇われて働かないと決めていた

49歳で退職したとき、私は基本的にはもう雇われて働かないと決めていました。

ただし、絶対に再就職しないと決めていたわけではありません。

もしお金がなくなって、生活ができなくなったら、そのときは働くしかないだろうと考えていました。

生活のために必要になれば働く。でも、生活できるだけのお金があるのであれば、もう雇われて働くことはしない。

それが、退職したときの私の考えでした。

49歳で再就職できる自信もなかった

私は49歳で会社を辞めましたが、自分には特別なスキルがないと思っていました。

長年やってきたのは営業の仕事です。

同じ業界の営業職であれば、もしかしたら再就職できたかもしれません。しかし、それ以外の仕事で、49歳の私を雇ってくれるところがあるのだろうかと考えると、難しいだろうと思っていました。

もちろん、実際に本格的な再就職活動をして確かめたわけではありません。あくまで、当時の私自身の考えです。

ただ、再就職に対して積極的になれなかった理由の一つではありました。

人から指示されて働くことを、もうしたくなかった

再就職しなかった理由として、私の中で大きかったのは、雇われて働くこと自体を避けたいという気持ちでした。

年齢を重ねたせいなのか、人から指示されて、あれこれすることがだんだん嫌になっていました。

会社に勤めれば、上司がいて、指示を受けて仕事をすることになります。それは会社員として普通のことだと思います。

ただ、私はもう、そういう働き方をしたくありませんでした。

さらに、49歳で再就職すれば、指示をする相手が自分より年下になる可能性も高いだろうと考えていました。

年下の人に指示されることが悪いという話ではありません。私自身が、それを素直に受け入れて働けるのかと考えると、さらに嫌な気持ちになるのではないかと思ったのです。

せっかく会社を辞めたのに、また雇われて働き始めて、「もう辞めたい」と思うことになるのではないか。

そう考えると、再就職したいという気持ちにはなりませんでした。

失業保険をもらうために、求人は見ていた

退職後、全く求人を見なかったわけではありません。

私は会社都合で退職したので、失業保険を受給しました。そのため、受給に必要な求職活動として、半年間くらい、月に2回ほど求人を見ていました。

ただ、ここは誤解のないように書いておきたいのですが、再就職したくて求人を見ていたわけではありません。

失業保険を受給するために必要な求職活動として、求人を見ていたということです。

その中で、一つだけ「この仕事はどうなんだろう」と少し興味を持ったものがありました。

マンションの管理人さんの仕事です。

マンション管理人なら、もしかしたら合うかもしれないと思った

これは、あくまで当時の私の勝手なイメージです。

マンションの管理人さんというと、住んでいる人が住みやすいように、いろいろなことをする仕事だと思っていました。

掃除をしたり、設備の交換をしたり、荷物を受け取ったり、壊れているところがあれば対応したりする。

住民の方のために何かをしてあげるというところが、もしかしたら楽しいのではないかと思ったのです。

また、私のイメージでは、一人で仕事をする時間が多く、会社の上司からあれこれ指示されたり、職場の人間関係に煩わされたりすることも少なそうに感じました。

住民の方から頼まれれば対応することはあるでしょうが、会社員時代のような人間関係とは違うのではないか。

そう考えて、「もしかしたら自分に合っているのかな」と少し思いました。

調べてみると、やはり人間関係の問題がありそうだった

その後、マンション管理人の仕事について、いろいろ調べてみました。

すると、辞めた人の体験談なども目に入りました。その中では、住民の方とのトラブルが大きな負担になっているという話がありました。

それを見て、やはり難しいのかなと思いました。

私が想像していたのは、一人でこつこつと住民のために働ける仕事でした。しかし、実際には住民との人間関係も避けられないようだと感じたのです。

もちろん、すべてのマンション管理人の仕事がそうだというわけではありません。勤務先や仕事内容によって違うでしょうし、実際に働いたことがない私には分からない部分もあります。

ただ、当時調べた中では、「結局、人間関係の問題はあるんだな」と感じ、再就職しようという気持ちにはなりませんでした。

失業保険の受給期間が終わってからは、求人も見なくなった

その後、失業保険の受給期間が終わってからは、求人を見ることもなくなりました。

マンション管理人以外に、「これなら働いてもいいかな」と思った仕事もありません。

退職してから7年以上経ちますが、雇われて仕事をしてみたいと思ったことは一度もありませんでした。

社会とのつながりが欲しいから働きたいとか、毎日に刺激が欲しいから仕事をしたいとか、そういった気持ちも特にありません。

私の場合は、働かなくても生活できるのであれば、働かない生活のほうが合っているのだと思います。

投資収益が少なくても、再就職を考えなかった理由

退職後、投資収益が少ない時期もありました。

しかし、それによって再就職しようと思ったことはありません。

なぜなら、私は退職前に作ったライフプランに、投資収益を入れていなかったからです。

投資で利益が出れば、少なくても計画に対してはプラスになります。利益が少なくても、あるだけいいわけです。

資産が減ったとしても、ライフプランで想定していた範囲内であれば、特に大きな不安にはなりませんでした。

もちろん、将来何が起こるかは分かりません。しかし、少なくともこれまでのところ、生活ができなくなるような状況にはなっていません。

そのため、再就職しようという考えが起きることもありませんでした。

もし今後、生活のために働く必要が出てきたら

では、今後、想定外の出来事などでライフプランが大きく崩れ、生活のために働かなければならなくなったらどうするのか。

そのときは、働くしかないと思っています。

ただ、今の年齢で仕事を選ぶことができるのかと考えると、難しいのではないかと思います。

「自分に合う仕事を選ぶ」というより、こんな私でも雇ってくれるところがあれば、その仕事をさせてもらう。

そういった感覚になるのではないでしょうか。

もちろん、実際に求職活動をしたわけではないので、どうなるかは分かりません。あくまで現時点での私の考えです。

だからこそ、できるだけ生活のために再就職しなければならない状況にならないよう、ライフプランを考え、資産を管理していきたいと思っています。

再就職しなくてよかったと思う一番の理由

退職してから7年以上、雇われて働かずに生活してきました。

私が「働かなくてよかったな」と感じる一番の理由は、心穏やかに暮らせることです。

仕事をしていると、多かれ少なかれ人間関係があります。その中でトラブルに巻き込まれたり、嫌な思いをしたりすることもあります。

働かなくなってからは、そういった人間関係が薄くなりました。

そのため、嫌な思いをしたり、心がざわついたりすることが、ほとんどなくなりました。

もちろん、人間関係が少ないことには、別の面もあると思います。

人によっては、社会とのつながりが少ないことを寂しく感じたり、つらく感じたりするかもしれません。仕事を通じて人と関わることが、生きがいや楽しみになっている人もいるでしょう。

しかし、私の場合は、社会とのつながりがどうのということを、あまり考えません。

人間関係が少なくても、寂しいとは感じませんし、今の生活に不満もありません。

むしろ、心穏やかに毎日を過ごせることが、私にとっては大きな幸せです。

再就職しないという選択ができたのは、準備があったから

私が再就職しなかったのは、再就職を否定しているからではありません。

働きたい人は働けばいいと思いますし、仕事を通じて充実した生活を送っている人もたくさんいると思います。

ただ、私自身は、もう雇われて働きたくなかった。そして、働かなくても生活できるように、退職前からライフプランを作って準備していました。

その見通しがあったからこそ、再就職しないという選択を続けることができたのだと思います。

もし生活ができなくなれば、私も働くしかありません。

でも、今のところはその必要がなく、雇われて働きたいという気持ちもありません。

退職してから7年以上経った今も、私は再就職せず、心穏やかに暮らせていることをよかったと思っています。

早期退職を考えている皆さんは、退職後の再就職について、どのように考えていますか? また、すでに退職された方は、もう一度働きたいと思ったことがありますか?

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