仕事が嫌いだったわけではない。それでも49歳で早期退職した理由

時間の使い方・マインドセット

私は2019年3月末、49歳で会社を早期退職しました。

会社を辞めた理由を聞かれると、「仕事がつらかったから」と答えることが多いです。

ただ、仕事のすべてが嫌いだったわけではありません。営業活動そのものは、楽しいと思っていました。

それでも、40歳ぐらいからだんだん仕事がつらくなり、早期退職を考えるようになりました。

今回は、私が楽しいと感じていた仕事と、つらいと感じていた仕事の違いについて書いてみたいと思います。

営業活動そのものは楽しかった

私は営業の仕事をしていました。

お客さんにデータを示しながら、自社の製品を使うメリットを提案する。そして、そのメリットを理解してもらい、実際にお客さんの売上や利益が上がる。

そういった営業活動は楽しかったですね。

自分で考えて提案し、それがお客さんの役に立ち、結果として売上につながる。そこには、仕事をしている楽しさがありました。

もちろん、営業ですから、売れなければ評価が下がることもあります。でも、売れればプラスになります。自分の工夫や行動によって、成果を出せる仕事だったわけです。

普通にうまくやって、ようやくゼロ点の仕事

一方で、私には非常につらく感じていた仕事もありました。

具体的な仕事内容を書くと、業界や仕事が分かってしまう可能性があるので、詳しいことは伏せます。

その仕事は、ミスや失敗が許されないような性質のものでした。

普通にうまくやって、ようやくゼロ点です。

相当お客さんに喜んでもらえたり、大きなメリットを出せたりすればプラスになることもありますが、基本的には、問題なく終わらせることが求められる仕事でした。

営業活動であれば、売上が上がるという分かりやすいプラスがあります。しかし、その仕事では、何事もなく終わることが当たり前で、失敗すればマイナスになる。

この違いは、私にとって大きかったと思います。

失敗すると、自分だけでなく周りにも迷惑がかかる

さらに、その仕事がつらかったのは、失敗したときに自分だけの問題では済まないことでした。

営業で売上が上がらなければ、自分の評価が下がることはあります。

しかし、私が担当していた大きなお客さんの仕事では、ミスをすると周囲の人にも影響を与えてしまいます。自分だけでなく、他の人にも迷惑をかけてしまう可能性があったのです。

そのため、常に失敗しないように気を配らなければなりませんでした。

もちろん、どんな仕事でも責任はありますし、ミスをしてよいわけではありません。ただ、私にとっては、その仕事の責任の重さが非常に強いストレスになっていました。

40歳頃から、だんだん仕事がつらくなっていった

その類いの仕事は、40歳になってから突然始まったわけではありません。以前から担当していました。

ただ、だんだん業界のルールや会社のルールが厳しくなっていきました。

ルールが厳しくなると、できることが少なくなっていきます。

お客さんの要求に応えたいと思っても、ルール上できないことが増えていく。すると、お客さんに喜んでもらうことが難しくなり、失敗する確率も高くなってしまいます。

私としては、できればそういった仕事は避けたかったのですが、避けられませんでした。

営業活動と、そのお客さんに対する面倒な仕事は、ずっと並行して続いていました。仕事の割合が大きく変わったわけではありません。

同じような仕事を続けている中で、ルールが厳しくなり、できることが少なくなり、だんだんストレスが強くなっていったという感じです。

担当を変えてほしいと相談したこともあった

40歳ぐらいの頃、仕事がつらくなってきたときに、担当を変えてほしいという話をしたこともありました。

しかし、結局、変えてもらうことはできませんでした。

そこで、「しょうがないな」と思って仕事を続けることになりました。

何もせずに我慢していたわけではありません。負担を減らすために相談はしましたが、状況は変わらなかったのです。

その頃から、私は早期退職を考えるようになり、ライフプランを作り始めました。

もし担当が変わっていたら、辞めなかったのか

もし、あのとき担当を変えてもらえて、楽しかった営業活動だけを続けられるようになっていたら、私は早期退職しなかったのでしょうか。

これは、正直に言って分かりません。

そのまま働き続けていたかもしれませんし、やはりいずれは辞めたいと思ったかもしれません。

実際に経験していないことなので、今となっては何とも言えません。

ただ、少なくとも当時の私は、営業活動そのものが嫌いだったわけではありません。つらいと感じていた仕事の負担が大きくなり、それを避けることもできなかったということです。

仕事がつらい理由は、一つではないと思う

「仕事が嫌いだから辞めたい」と言うと、仕事をすること自体が嫌いな人間のように思われるかもしれません。

でも、私の場合はそうではありませんでした。

楽しいと思える仕事もありましたし、お客さんに提案して成果が出ることには、やりがいも感じていました。

一方で、普通にうまくやってゼロ点、失敗すれば周囲にも迷惑がかかる仕事には、強いストレスを感じていました。

仕事がつらいと感じる理由は、人によって違うと思います。仕事内容そのものが合わない場合もあれば、人間関係や労働時間、責任の重さ、会社のルールなどが原因になることもあるでしょう。

私の場合は、好きな仕事とつらい仕事が同じ会社の中にあり、つらいほうを避けることができませんでした。

辞めたいと思っている人へ

もし今、仕事がつらくて辞めたいと思っている方がいるなら、自分が何をつらいと感じているのか、一度整理してみてもよいかもしれません。

仕事そのものが嫌なのか。それとも、特定の業務や責任、人間関係、働き方がつらいのか。

原因によっては、担当変更や異動、転職などで状況が変わる可能性もあります。

私も担当を変えてほしいと相談しましたが、結果的には変えてもらえませんでした。そのため、早期退職という選択肢を考え、ライフプランを作り始めました。

もちろん、誰もが早期退職できるわけではありませんし、辞めることだけが正解だとも思いません。

ただ、「仕事がつらい」と感じているときに、仕事のすべてが嫌いなのか、それとも一部の負担が大きすぎるのかを考えてみることは、次の選択肢を探すうえで役に立つかもしれません。

私は営業活動が楽しかった。それでも、つらい仕事の負担が大きくなり、49歳で会社を辞めました。

今振り返っても、仕事が嫌いだったというより、自分にとってつらい働き方を、これ以上続けたくなかったということなのだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました