「早期退職(FIRE)をしたら、貯金をひたすら切り崩して減っていくだけの恐怖に耐えられるだろうか?」
会社を辞める前、誰もが一番心配になるのが「退職後の資産の減り具合」です。
私自身、2019年3月末に4,500万円の資産を作って早期退職した際、「これから毎月少しずつ貯金が減っていくだろう」と覚悟していました。
しかし、退職から約7年が経過した2025年末の資産額を確認してみると、なんと退職時とほぼ同じ「約4,500万円」を維持できていました。
なぜ給料がなくなったのに資産が減らなかったのか?実際に過ごして分かった「退職後の収支のリアル」についてお伝えします。
1. 7年近く経っても資産が減らなかった「3つの理由」
もちろん、何もしないで資産が維持できたわけではありません。我が家の場合は以下の3つの要素が重なったことが大きな要因でした。
① 妻のパート収入(月約10万円)
妻が2025年までパートで働いてくれており、年間約120万円の安定した収入がありました。これがあるだけで、家計から貯蓄を取り崩すペースが劇的に抑えられました。
② 株式投資からの収益(平均して月10万円以上)
私自身の株式投資(オプション取引や自動売買など)から、平均して月10万円以上の利益を得ることができました。波はあるものの、長期的には家計を強く支える第二の柱となりました。
③ 「仕事のための支出」がごっそり消えた
会社員時代は、意識しないうちに「働くためのコスト」を支払っていました。
- スーツや服飾費、通勤・移動にかかる出費
- 会社での昼食代や、同僚・仕事関係のお付き合い費
- 仕事のストレスを解消するための外食や酒代、衝動買い
退職するとこれらの支出が一切なくなるため、「収入が減った分、出ていくお金も大きく減る」という現象が起きたのです。
2. 「完全無収入」ではなく「小さな収入」を持つ強み
早期退職を考えると「会社を辞める=収入がゼロになる」とイメージしがちですが、実際はそうではありません。
生活費が月20万円の場合の比較
- 収入ゼロの場合: 毎月20万円(年間240万円)を貯金から取り崩す
- 月10万円の収入がある場合: 毎月10万円(年間120万円)の取り崩しで済む
パートや副業、ブログ、資産運用など、月数万〜10万円程度の収入があるだけで、資産の寿命は圧倒的に伸びます。
さらに、「毎月口座にお金が入ってくる」という感覚があるだけで、「貯金が減っていく精神的なプレッシャー」から解放されるという大きなメリットもありました。
3. 「いくら貯金があるか」より「いくら出ていって、いくら入るか」
退職前は「4,500万円あれば安心」という資産の額面ばかりに目がいきがちです。
しかし、本当に大切なのは「毎年いくら出ていって、いくら入ってくるのか」というキャッシュフロー(流動性)を見ることです。
- 退職前の想定: 4,500万円をひたすら取り崩しながら生きていく
- 退職後の現実: 4,500万円を強固な土台にしつつ、小さな収入と支出削減で取り崩しを最小限に抑える
妻のパートが終了した今後の生活や、家の修繕など予期せぬ出費もあるため「一生安泰」と油断はできませんが、「退職後も自分たちのペースで稼ぐ手段や知識を持っておくこと」がいかに強力な武器になるかを実感しています。
まとめ:退職後に「いくら稼げるか」を考えることが本当の安心に繋がる
「会社員として嫌な人間関係に耐えて働く」必要はもうありません。
しかし、完全な無収入を目指すのではなく、自分の得意なことや資産運用、ブログ発信などを通して「自分のペースで少しでもお金を生み出す術」を準備しておくこと。
それこそが、早期退職のハードルを大幅に下げ、退職後の人生をストレスなく穏やかに楽しむための最高のコツだと確信しています。

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