「もし今、自分の資産が突然2倍、あるいは10倍になったら、生活はどう変わるだろう?」
そんなことを考えてみたことがあります。
高級住宅に住み、毎日のように高級レストランに通い、最高級ホテルを泊まり歩くようになるのか――。
じっくり考えてみましたが、おそらく私の生活はそれほど大きく変わらないと思います。
「死ぬときにお金を残しても仕方がない」という言葉はよく聞きますが、だからといって「無理に使い切るために散財する」のも違います。
今回は、資産を「増やすこと」と「使うこと」について、今の私が感じているリアルなお金との付き合い方について書いてみたいと思います。
1. 資産が2倍・10倍になったら何に使うか?
もし資産が何倍にも増えたとしても、興味のないものや価値を感じないものにお金を払いたいとは思いません。
- 飛行機とホテルのバランス
- 移動を快適にするために飛行機の座席を上のクラスにするのは「価値がある」と感じます。
- 一方で、ホテルはそこそこで十分。求めていない過剰なサービスにまで高いお金を払うのは、資産が増えても「もったいない」と感じてしまいます。
- 自分の好きなものだけをアップデート
- 私は車が好きなので、資産が10倍になればずっと乗ってみたかった憧れの高級車を買うかもしれません。
- ですが、興味のない高級料理や服飾品にまで散財して、生活水準全体を10倍にすることはありません。
大切なのは「高いか安いか」ではなく、「自分がそこに本当の価値を感じるかどうか」。価値を感じるなら使い、感じないなら使わない。資産が増えても、その軸はぶれません。
2. お金が増えることの本当の意味:「我慢しなくていい選択肢」
私にとって、資産が増えることの最大のメリットは「お金を理由にやりたいことを諦めなくてもよくなること」です。
【資産が増えることで減っていくもの】
・「北海道に行きたいけれど、交通費が高いから近場にしよう」という諦め
・「移動を楽にしたいけれど、飛行機は普通席にしておこう」という遠慮
・「欲しい車があるけれど、今の資産減が嫌だから諦めよう」という妥協
お金には限りがあるため、予算と相談しながら決めるのは当然ですし、近場の旅行でも十分に楽しいものです。
しかし、資産が増えることで「お金が減るのが怖いからやめておこう」という選択の我慢が少しずつ減っていくことこそが、お金を増やす本当の価値だと感じています。
3. 一生使い切れなくても、私は投資(増やすこと)を続ける
仮に一生使い切れないほどのお金を手に入れたとしても、私はきっと投資をやめないでしょう。
それは、生活費を稼ぐためだけではなく、「目標を立て、戦術を考え、実行して数字が増えていくプロセス(増やすゲーム)」そのものが好きだからです。
| 会社員時代 | 早期退職後の現在 |
| 「売上」という数字を増やす目標 | 「投資資産」という数字を増やす目標 |
| 与えられた目標を工夫して達成する | 自分でルールを決め、リスク管理して達成する |
対象が会社の売上から個人資産に変わっただけで、「工夫して成果を出す楽しさ」の本質は何も変わっていません。
4. 本当に「もったいない」ことの正体
私が「使い切れないお金を残すのはもったいない」と言うとき、それは「ジャンジャン使って贅沢しろ」という意味ではありません。
使いたくなければ使わなくていいし、欲しいものがなければ買う必要はありません。その結果、死ぬときに銀行口座にお金が残っていても、それはそれで全く問題ないのです。
私が一番「もったいない」と思うのは、「お金が減るのを恐れて、やりたいことを我慢したまま歳をとってしまうこと」です。
⚠️ 一番避けたい「もったいない」生き方
- 「北海道に行きたかったけれど、お金が減るのが嫌で先延ばしにした」
- 「妻とあちこち旅行に行きたかったけれど、老後が不安で諦めた」
そうやって我慢を重ね、いざ高齢になって「体力が落ちて旅行に行けなくなった」「食が細くなり欲しいものもなくなった」となったとき、口座に使い切れないお金だけが残っている――。
これこそが、人生において最も悲しい「もったいない」です。
まとめ:増やすのも、使うのも、使わないのも自由
「老後が不安だからとことん我慢してお金を残す」のも極端ですし、「老後に残しても意味がないから今のうちに全部使い切る」のも極端です。どちらもお金に振り回されています。
大切なのは、お金を使うこと自体を目的にするのではなく、お金に自分の人生を必要以上に縛られないことです。
【私にとっての理想のお金との距離感】
1. 数字を動かす「増やすゲーム(投資)」を無理のない範囲で楽しむ
2. 行きたい場所(北海道や遠くへの旅行)や欲しいものがあれば、躊躇なく使う
3. 特にやりたいことがなければ、無理に散財せず置いておく
「増やすのも楽しむ。使うのも楽しむ。使わないのも自由。」
これくらいのしなやかな距離感で、これからも自分らしい人生と投資を楽しんでいきたいと思っています。

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