早期退職後、どんな支出をすると心がざわつく?私が投資で無理をしないためにしていること

資金計画・ライフプラン

49歳で早期退職してから7年以上が経ちました。

退職後は、会社員時代のような決まった収入がありません。投資による収入はありますが、多いときもあれば少ないときもあります。

そんな生活をしている私に、「退職後、どんな支出をすると心がざわつきますか?」と聞かれたら、すぐに答えられます。

それは、ライフプランに載っていない支出をしたときです。

今回は、計画外のお金を使ったときに私がどのようなことを考え、どうやって気持ちを落ち着かせているのかを書いてみたいと思います。

計画外の支出をすると、将来の資産が心配になる

以前の記事でも書きましたが、昨年、エアコンを3台買い替えて約40万円かかりました。

冷蔵庫や洗濯機、給湯器などの買い替えはライフプランに入れていたのですが、エアコンの費用は抜けていました。

40万円を使ったからといって、直ちにライフプランが破綻するわけではありません。路頭に迷って、すぐに働きに行かなければならないような状況になるわけでもありません。

それは頭では分かっています。

それでも、計画外の40万円が出ていくと、真っ先に「将来の資産が足りなくなるのではないか」という不安がよぎります。

そして、心がざわざわするのです。

「この40万円を穴埋めしなければ」と考えてしまう

このざわつきは、支払った直後だけではなく、数日間続くことがあります。

その間、頭の中に浮かんでくるのは、

「この40万円を穴埋めしなければ」

という考えです。

実際には、すぐに穴埋めしなければ生活できないわけではありません。それでも、計画になかった支出で資産が減ったことが気になり、元に戻したいという気持ちが湧いてきます。

そして、真っ先に思いつくのが投資による利益補填です。

目先の穴埋めのために、投資判断を変えたくなる

例えば、インデックス投資で利益が出ているものがあれば、それを利益確定して40万円分を穴埋めしようと考えることがあります。

しかし、本来は長期で保有するつもりだったものを、目先の40万円が欲しいという理由で売ってしまうことになります。

そのまま5年、10年と保有していれば、もっと大きな利益が得られたかもしれません。もちろん、将来必ず値上がりするとは限りませんが、少なくとも当初の投資方針とは違う判断になってしまいます。

オプション取引でも同じです。

普段より少し無理をして、プレミアムを多く取れるようなポジションでプットを売ろうと考えることがあります。

実際にそうした行動を取ることもあれば、頭をよぎるだけのこともあります。

しかし、無理なポジションを取った結果、株価が暴落して危ない状況になる可能性もあります。今のところ、そうしたことで実際に大きな問題になったことはありませんが、私はこの考え方は投資にとって非常によくないのではないかと思っています。

計画外の40万円を取り戻そうとして、結果的にもっと大きな損失を出してしまったら、本末転倒です。

不安になったら、ライフプランをもう一度見直す

では、この「穴埋めしなければ」という気持ちが湧いてきたとき、どうしているのか。

私がやっているのは、ライフプランをもう一度見直すことです。

現時点でどのくらいの資産があり、将来に向けてどのくらいの余力があるのかを確認します。

さらに、今年は今の段階でどのくらい投資利益が出ているのかも確認します。

もし投資利益が出ているのであれば、慌てて40万円を穴埋めする必要はありません。また、ライフプランから大きく逸脱していないのであれば、今すぐそのお金を何とかしなければならないということにもなりません。

感情だけで考えていると、「40万円も使ってしまった」ということばかりが頭に浮かびます。

しかし、実際の数字を確認することで、もう少し冷静に判断できるようになります。

それでも、ざわつきが完全になくなるわけではない

残念ながら、ライフプランを見直したからといって、心のざわつきが完全になくなるわけではありません。

頭では大丈夫だと分かっていても、心のどこかで「少しでもいいから穴埋めしたい」と思っています。

ただ、数字を確認することで、めちゃくちゃ無理な投資はしなくなると思います。

不安を完全になくすことはできなくても、その不安に引っ張られて危険な投資判断をしないようにすることはできます。

その点で、ライフプランや現在の投資利益を確認することは、私にとって大切なことだと思っています。

決まった収入がないからこそ、計画を大切にしたい

このような気持ちは、早期退職してから強くなったと思います。

会社員時代は、毎月決まった収入がありました。計画外の支出があっても、それほど慌てることはなかったように思います。

しかし、今は決まった収入がありません。投資収入は多いときもあれば少ないときもあります。

だからこそ、ライフプランからできる限り逸脱したくないという気持ちが強いのだと思います。

私は、「まあ、どうにかなるだろう」とあまり考える方ではありません。

できる限りライフプランに忠実に、できれば余裕を持って生活していきたいと考えています。

ライフプランは、退職後の生活のガイドライン

早期退職を考えている方には、ライフプランをしっかり作っておくことをおすすめしたいです。

ライフプランは、退職するために必要な金額を計算するだけのものではありません。

自分たちがこれからどのように生活していくのか、そのアウトラインやガイドラインになるものだと思います。

もちろん、将来の支出をすべて予測することはできません。計画外の出費が発生することもありますし、実際の生活に合わせて計画を修正する必要もあります。

それでも、今の支出が計画からどのくらい逸脱しているのか、将来の資産にどのくらい余力があるのかが分かっているだけでも、心の安定につながるのではないでしょうか。

私自身、計画外の支出をすると今でも心がざわつきます。

しかし、そのたびにライフプランを見直し、現在の資産や投資利益を確認することで、慌てて無理な投資をしないようにしています。

不安を完全になくすことはできませんが、数字を確認することで、少しでも冷静に判断できるようにする。

これからも、ライフプランを生活のガイドラインとして、できる限り余裕を持って暮らしていきたいと思っています。

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