早期退職したら夫婦仲は悪くなる?49歳で会社を辞めた私たちの7年後

人間関係・家族・孤独

早期退職すると、生活は大きく変わります。

その中でも意外と大きいのが、夫婦で家にいる時間が増えることではないでしょうか。

会社員だったころは、朝から仕事に行って、帰ってくるのは夜。

ところが会社を辞めれば、夫が毎日家にいるようになります。

「夫婦で過ごす時間が増えるのだから、仲良くなるのでは?」

と思う人もいるかもしれません。

でも、必ずしもそうとは限らないと思います。

私も49歳で早期退職して、7年以上がたちました。

退職したばかりのころ、妻は、

「一緒の部屋にいた方がいいんじゃない?」

と言っていたのを覚えています。

ところが、しばらく一緒の部屋で過ごしていると、少しずつ妻のイライラが増えてきました。

結局、今では夫婦別々の部屋で過ごしています。

でも、だからといって夫婦仲が悪いわけではありません。

むしろ、別々の部屋で過ごすようになってから、揉めることはかなり減りました。

今回は、早期退職して夫婦で毎日家にいるようになって分かった、私たちなりの夫婦の距離感について書いてみます。

早期退職して、夫が毎日家にいるようになった

会社員時代の私は、当然ですが日中は仕事に行っていました。

妻とずっと同じ家にいるわけではありません。

ところが早期退職すると、それが一変します。

私は毎日家にいます。

最初のころ、妻は「一緒の部屋にいた方がいいんじゃない?」と言っていました。

私も別に、一緒の部屋にいること自体は嫌ではありません。

ところが、一緒に過ごす時間が長くなるにつれて、妻のイライラが少しずつ増えていったように思います。

理由は、生活のやり方の違いです。

一緒にいると、相手のやり方が目につく

妻は、自分のやり方と違うことをされると、気になりやすいタイプです。

私は私で、自分なりのやり方でいろいろなことをします。

会社員時代なら、日中は私が家にいませんから、それほど問題にならなかったのかもしれません。

ところが早期退職すると、毎日同じ空間にいる。

そうすると、

「なんでそんなやり方をするの?」

ということが目につくようになります。

一つ一つは小さなことだと思います。

でも、それが毎日となれば、イライラすることもあるのでしょう。

そこで、

「ちょっと部屋を別々にしてみようか」

ということになりました。

部屋を別々にしたら、揉めることが減った

結果として、これはよかったと思います。

妻のイライラはかなり減りました。

私自身も、

「こっちの方が楽だな」

と感じました。

理由は単純です。

顔を合わせる時間が減れば、揉めることも減るからです。

こう書くと、

「そんな夫婦で大丈夫なの?」

と思う人もいるかもしれません。

でも、私たちはこれでいいと思っています。

夫婦だからといって、朝から晩まで同じ部屋にいる必要はないでしょう。

一緒にいることでお互いがイライラするのであれば、別々の部屋にいた方がいい。

私たちの場合は、それだけのことです。

今、一緒にいるのは食事と寝るときくらい

現在、私たち夫婦が一緒に過ごすのは、基本的には食事をするときと寝るときくらいです。

春や秋など気候のいい時期には、一緒に散歩することもあります。

買い物にも一緒に行きます。

でも、テレビを一緒に見ることはありません。

普段は、それぞれ別の部屋で好きなことをしています。

だからといって、

「夫婦の時間を減らそう」

と意識してこうしたわけではありません。

食事は会社員時代から一緒に食べていたから、今も一緒に食べる。

買い物も昔から一緒に行っていたから、今も一緒に行く。

一方で、別々にやった方が楽なことは別々にやる。

結果として、今の形になっただけです。

夫婦だから共通の趣味が必要だとも思わない

早期退職すると、

「夫婦で共通の趣味を持った方がいい」

という話もあります。

私は、共通の趣味があるなら、それはいいと思います。

二人とも楽しいのであれば、一緒にやればいい。

でも、無理に共通の趣味を作る必要はないと思っています。

自分の趣味に妻を巻き込んだり、妻の趣味に自分が無理に付き合ったりする。

合えばいいですが、合わなければ、お互いにつらくなるだけです。

私は釣りが好き。でも妻は誘わなかった

例えば、私は釣りが好きです。

一度、妻も一緒に釣りに行ったらどうだろうと考えたことがあります。

でも、やめました。

おそらく妻には、釣りは合わないと思ったからです。

妻は、結果がすぐに出ないと面白くないと感じるタイプだと思います。

一方、私は違います。

魚が釣れなくても、

「仕掛けを変えてみよう」

「棚を変えてみよう」

「釣り方を変えてみよう」

と、いろいろ試すこと自体が好きです。

もちろん魚が釣れれば嬉しい。

でも、釣れないときに、

「どうすれば釣れるんだろう?」

と考えるプロセスも楽しいのです。

おそらく、この部分が妻とは合わない。

だったら、夫婦共通の趣味にする必要はありません。

私は私で釣りを楽しめばいいと思っています。

妻の好きな映画にも私は行かない

反対もあります。

妻は映画を見るのが好きです。

でも、私は一緒に映画を見に行きません。

なぜなら、一緒に行くと私が映画の途中であれこれ聞いてしまうからです。

すると妻は映画に集中できず、イライラするそうです。

だったら、私は行かない方がいい。

妻は妻で映画を楽しめばいい。

私も無理に付き合う必要はない。

一緒にやって楽しいことは一緒にやる。

別々にやった方が楽しいことは別々にやる。

夫婦だからといって、何でも一緒にする必要はないと思います。

早期退職したら家事を半分やるべき?

早期退職すると、もう一つ問題になるのが家事かもしれません。

「仕事を辞めて家にいるのだから、夫も家事をするべきだ」

という考え方もあるでしょう。

私の場合、早期退職したからといって家事が大幅に増えたわけではありません。

普段やっているのは、主に食器洗いです。

料理はほとんどしません。

掃除も洗濯も、基本的には妻がしています。

だから私は、家事を半分ずつ分担しているわけではありません。

ただ、だからといって、

「家事は妻がやって当然」

とも思っていません。

妻が1週間料理をしなくても、私は何とも思わない

例えば、妻が毎日料理をするかというと、そうではありません。

極端な話、1週間くらい料理をしないこともあります。

でも、私は別に文句を言いません。

晩ご飯が作ってなければ、冷蔵庫の中を探します。

何かあれば、それを適当に食べればいい。

洗濯をしていなければ、必要なら自分で洗濯機を回すこともあります。

なるべく洗濯物が増えないように気をつけることもあります。

掃除も、気がつけば簡単に掃除機をかけることがあります。

別に、

「妻なんだから料理をしてくれ」

「洗濯してくれ」

「掃除してくれ」

とは思いません。

相手に求めすぎない

結局、これが大事なのかもしれません。

相手に求めすぎない。

私は妻に、

「これをしてほしい」

「こうしてほしい」

と、あまり求めません。

そうすると、妻も私にあまり求めてこない。

お互い、できることをやればいい。

できなければ、別にそれでもいい。

必要になったら、そのとき考える。

「持ちつ持たれつ」という言葉が近いのかもしれません。

もし妻から「家事を半分して」と言われたら

もちろん、今後妻から、

「仕事もしていないんだから、家事を半分やって」

と言われることもあるかもしれません。

そのときは、私はやると思います。

ただ、私は料理がほとんどできません。

だったら、

「料理は難しいから、洗濯と掃除をやるよ」

というように話すと思います。

ただし、ここでも問題は出てくるでしょう。

洗濯なら、

洗剤の使い方。

洗濯物の干し方。

畳み方。

掃除なら、

掃除機のかけ方。

おそらく最初は、

「そうじゃない」

と妻から言われると思います。

実際、夫婦でも家事のやり方は違います。

そんなときに、

「文句を言うなら、もうやらない」

となったら、うまくいかないでしょう。

妻のやり方を聞く。

教えてもらう。

そして、お互いに話しながら、どうするか決めていく。

早期退職後の夫婦生活には、そういう調整も必要なのだと思います。

妻を家政婦のようにしない

早期退職した夫が一日中家にいて、

「昼ご飯は?」

「晩ご飯は?」

「あれはどこ?」

「これをやって」

と何でも妻に頼む。

これでは、妻からすれば大変だと思います。

会社を辞めた本人は自由になった。

でも、そのせいで妻の負担が増えた。

それでは、なかなかうまくいかないのではないでしょうか。

だから、少なくとも、

自分でできることは自分でする。

ということは大切だと思います。

何でも妻にやってもらおうとしない。

妻を家政婦のようにしない。

そのくらいは意識した方がいいのではないでしょうか。

早期退職したら、夫婦関係も変わるかもしれない

早期退職すると、お金のことや退職後に何をするかばかり考えてしまいます。

でも、結婚している人なら、夫婦関係についても少し考えておいた方がいいかもしれません。

会社員時代は日中ほとんど家にいなかった夫が、突然毎日家にいるようになります。

同じ夫婦でも、生活環境は大きく変わります。

だったら、それまでとまったく同じ関係でうまくいくとは限りません。

私たちもそうでした。

最初は同じ部屋で過ごしていました。

でも妻のイライラが増えてきた。

だったら部屋を分けてみよう。

そうしたら揉めることが減った。

それだけです。

何か問題が出たら、そのとき二人で話して変えていけばいいのだと思います。

夫婦だから、何でも一緒にする必要はない

私は、夫婦仲を良くするための正解が何なのかは分かりません。

毎日ずっと一緒にいる方が幸せな夫婦もいるでしょう。

共通の趣味をたくさん持っている夫婦もいるでしょう。

家事を完全に半分ずつ分担している夫婦もいるでしょう。

それで二人がうまくいっているなら、それでいいと思います。

私たちは違いました。

普段は別々の部屋。

妻は映画を楽しむ。

私は釣りを楽しむ。

食事は一緒にする。

買い物にも一緒に行く。

季節が良ければ一緒に散歩する。

そして、相手にあまり多くを求めない。

今のところ、私たちにはこのくらいの距離感が合っているようです。

早期退職したからといって、

「せっかく時間ができたんだから、夫婦で一緒に過ごさなければ」

と思う必要もないのではないでしょうか。

一緒にいて楽しいなら一緒にいればいい。

別々にいた方が楽なら別々にいればいい。

相手がやってくれないことがあれば、自分でできることは自分ですればいい。

そして、うまくいかないことが出てきたら、そのとき話し合えばいい。

夫婦だからこそ、

相手に求めすぎない。

49歳で早期退職して夫婦で家にいる時間が増えた私が、7年以上暮らしてきて感じているのは、そんなことです。

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