「早期退職(FIRE)をしたら、人と会わなくなって孤立してしまうのではないか?」 「毎日家にいて社会とのつながりがなくなり、孤独を感じるのではないか?」
仕事を辞める前、このような不安を抱く方は少なくありません。
会社員時代は、嫌なことがあっても毎日会社に行けば上司や同僚、取引先といった「人との接点(社会とのつながり)」が自動的に用意されていました。
4,500万円の資産を作って早期退職を果たした私が、実際に会社を辞めて感じた「人とのつながりの変化」と、退職後に手に入れた「自分と向き合う時間の本当の価値」についてお話しします。
1. 「人との付き合い」は減るが、寂しくはない理由
結論から言うと、会社を辞めれば日常的に人と会う機会は確実に減ります。朝起きても会社に行く必要はなく、家にいれば誰とも話さない日もあります。
しかし、実際にそうなってみても、私は「寂しい」「孤独だ」とは感じませんでした。
なぜなら、以下のように自分の時間を満たしてくれる「好きなこと」や「日常の関わり」が十分にあるからです。
- 趣味や探求: 資産運用の研究や、キュウリ・トマトの家庭菜園の手入れ
- 日常の買い物: 混雑しない平日に妻とスーパーやランチへ出かける
- 気軽な旅行: 湯布院や嬉野温泉へ、仕事の予定を気にせず出かける
「毎日誰かと会わなければ寂しい」というのは思い込みに過ぎず、自分の時間を心地よく使えていれば、孤独を感じる暇すらありません。
2. 会社員時代は「趣味(釣り)の最中」すら仕事のことで頭がいっぱいだった
早期退職して気づいたのは、会社員時代の自分には「自分自身と向き合う余裕が一切なかった」ということです。
当時は、仕事中だけでなく自宅に帰ってからも「明日の仕事は大丈夫か」「あの件はどう処理しよう」と頭の片どころか全体で仕事のことを考えていました。
休日になり、大好きな釣りに没頭している時でさえ、頭の中では仕事のことがぐるぐると回り続けていたのです。
退職前後の「思考」の占有率
- 会社員時代: 頭の中の80%以上が「会社の仕事・人間関係・納期」で埋まり、自分と向き合う空白がない
- 早期退職後: 頭の中の余計なノイズが消え、「自分は何をしたいのか」「どんな時間を過ごしたいか」を純粋に考えられる
仕事を辞めると、頭の中に大きな「空白」が生まれます。最初はその空白に戸惑うかもしれませんが、少し時間が経つと、その空白こそが「本当の自分の時間」へと変わっていきます。
3. 「社会から離れた」のではなく「会社から離れた」だけ
「退職すると社会とのつながりがなくなる」と心配する人がいますが、それは少し違います。
なくなったのは、「会社という特定の組織の中での限定的な付き合い」だけです。
世の中(社会)は普通に動いており、自分もその中で暮らしています。
- スーパーで買い物をすれば店員さんや街の人と接する
- 旅行に行けば新しい景色や人と触れ合う
- 家庭菜園で分からないことがあれば調べる
- 妻と適切な距離感を保ちながら穏やかに過ごす
「社会とのつながり」は今でも十分にあります。 むしろ、会社という人間関係のストレスがなくなった分、妻との接し方や距離感について冷静に考えるゆとりが生まれ、夫婦関係もより良好になりました。
4. ぼーっとする時間の中に「本当の贅沢」がある
早期退職後は、平日の昼間にぼーっとお茶を飲んだり、テレビを見たり、散歩をしたりする「何もしない時間」が増えます。
会社員時代なら「せっかくの休みなのに時間を無駄にした」と焦っていたかもしれません。
しかし、何もしない時間の中で「これからどうしようかな」「来年は何の野菜を育てようか」と考えること自体が、最高に贅沢な時間です。
ふとぼーっと過ごしている時にこそ、ふっと面白いアイデアや名案が浮かんだりするものです。
まとめ:失ったのは「仕事のストレス」、増えたのは「自分と向き合う自由」
「早期退職して、社会とのつながりはなくなったのか?」と問われれば、私は自信を持ってこう答えます。
「会社とのつながりはなくなりました。でも、自分自身と向き合う最高の時間を手に入れました」
- 会社員時代に失っていた「自分自身の時間」
- 何もしなくても誰にも怒られない「本当の自由」
- 自分が心から心地よいと思える「穏やかな暮らし」
お金を貯めて会社を辞めたことで増えたこれらの時間は、私の人生にとって何物にも代えがたい財産となりました。
もし退職後の孤独や人間関係に不安を感じているなら、心配はいりません。会社という狭い世界から一歩外へ出れば、あなたを縛るものは何もなくなり、本当の自分を取り戻す穏やかな日々が待っていますよ。


コメント