退職したら釣りをしようと思っていた。でも7年後に残ったのは投資だった

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早期退職する前に、

「会社を辞めたら何をするのか」

を考えておいた方がいいと言われることがあります。

趣味を作っておいた方がいい。

仕事以外の人間関係を作っておいた方がいい。

退職後にやりたいことをいくつか考えておいた方がいい。

確かに、それは間違っていないと思います。

仕事を辞めた途端、何をしていいのか分からなくなる人もいるでしょう。

ただ、私は早期退職して7年以上生活してきて、少し違うことも感じています。

退職後の長い時間を、退職する前に全部計画するなんて無理なんじゃないか。

実際、私が退職前に「やろう」と思っていたことは続かず、まったく考えていなかったことが今も続いています。

退職後の生活は、ほとんど考えていなかった

私は49歳で会社を辞めました。

退職する前、退職後の生活を細かく想像していたわけではありません。

「辞めたらこんな生活をしよう」

「毎日これをやろう」

「第二の人生ではこれを生きがいにしよう」

そんなことは、ほとんど考えていませんでした。

当時の私は、とにかく会社を辞めたかった。

仕事がつらくて、そこから逃げたかった。

それが一番でした。

その代わり、お金についてはかなり考えました。

会社を辞めても生活していけるのか。

何歳までに、いくら必要なのか。

100歳まで生きても大丈夫なのか。

ライフプランを作って、そこは何度も確認しました。

私にとって退職前に必要だったのは、

「退職後に何をして生きるか」

という計画より、

「会社を辞めてもお金は大丈夫だ」

という確認だったのだと思います。

会社を辞めたら釣りをしようと思っていた

そんな私でも、会社を辞めたらやろうと思っていたことはありました。

釣りです。

退職したら時間はいくらでもあります。

平日でも好きな時に釣りに行けます。

実際、退職してから数年間は釣りをしていました。

ところが、今はやっていません。

別に嫌いになったわけではありません。

自然とやらなくなりました。

退職前には「会社を辞めたらやろう」と思っていたことなのに、結局続かなかったわけです。

一方で、退職前にはまったくやるつもりがなかったのに、今も続いているものがあります。

それが投資です。

投資を始めるなんて、退職前には考えていなかった

会社を辞めた後、私は、

「何かお金を稼げないかな」

と考えるようになりました。

そこで最初にやろうとしたのが物販でした。

商品を安く仕入れて、利益を乗せて売る。

そのための準備を進めていました。

ところが、ある時ふと思ったんです。

「これって株も同じじゃないか?」

物販は商品を仕入れて、それより高く売れれば利益になります。

株も買って、それより高く売れれば利益になります。

やっていることは似ています。

しかも物販なら、商品を仕入れに行ったり、梱包したり、発送したりしなければなりません。

売れない商品が残ることもあります。

株ならパソコン一つで買うことも売ることもできます。

もちろん損をすることはあります。

でも、価格を下げれば基本的には売却できます。

物販のように、商品そのものがずっと売れずに残り続けるという意味でのデッドストックとは違います。

「だったら、こっちの方が自分には合っているんじゃないか」

そう思ったのが、私が投資を始めたきっかけでした。

予定していた釣りはやめ、予定していなかった投資が残った

今振り返ると面白いものです。

退職前からやろうと思っていた釣りは、数年でやらなくなりました。

家庭菜園は、退職前からやってみたいと思っていて、今も続いています。

そして投資は、退職前にはまったく考えていなかったのに、今では私の生活の中でかなり大きな存在になっています。

株から始まり、いろいろな投資を経験して、今はオプション取引もしています。

もし退職前の私に、

「会社を辞めたら投資を始めて、何年も続けているよ」

と言っても、たぶん想像できなかったと思います。

人生なんて、そんなものなのかもしれません。

一生続ける趣味を退職前に探す必要はないと思う

もちろん、退職前に趣味を持っておくことを否定するつもりはありません。

何もすることがないのが苦痛な人もいるでしょう。

そういう人なら、退職直後にやることをいくつか考えておくのはいいと思います。

旅行でもいい。

釣りでもいい。

ジムでもいい。

習い事でもいい。

最初の取っ掛かりとして、何かあった方が生活に入りやすいかもしれません。

ただ、それを、

「退職後、一生続けられるものを見つけなければ」

と考える必要はないと思っています。

だって、続くかどうかなんて分からないからです。

1か月で飽きるかもしれない。

半年でやめるかもしれない。

10年続くかもしれない。

逆に、退職前には存在すら知らなかったものに夢中になるかもしれません。

退職後の時間は、とても長いです。

その何十年もの時間を、退職する前に全部決めておくなんて無理だと思います。

何かに興味を持ったら、その時にやればいい

私は今も、将来何をしているのか分かりません。

家庭菜園は手間がかかるので、面倒になってやめているかもしれません。

散歩も、しんどくなればやめるかもしれません。

旅行も、行くこと自体が面倒になるかもしれません。

10年後もやっていそうだと思うのは、今のところ投資と妻との外食くらいです。

でも、それだって本当のところは分かりません。

全部飽きてしまう可能性だってあります。

それでも、私はあまり心配していません。

その時は、その時で何か見つかるんじゃないかと思っています。

見つからなければ、家でぼーっとテレビを見ているかもしれません。

それでもいいと思っています。

無理して、

「何か新しいことを始めなければ」

と探す必要もないと思っています。

普通に毎日を過ごしていると、何かがふと目に入ることがあります。

「これ、ちょっと面白そうだな」

そう思うものがポンと出てくる。

私にとっての投資も、そうでした。

物販の準備をしている途中で、

「株も同じじゃないか」

と、ふと思った。

そこから始まったものが、7年以上たった今も続いています。

退職後の人生まで、退職前に完成させなくていい

早期退職を考えている人の中には、

「辞めた後にやりたいことがない」

という理由で不安になっている人もいると思います。

私は、それだけで早期退職しても大丈夫だとは言えません。

人によっては、仕事がなくなったことで大きな喪失感を感じるかもしれないからです。

だから、最初にやってみたいことをいくつか用意しておくのは悪くないと思います。

でも、それを一生続ける必要はありません。

飽きたらやめればいい。

別のものに興味を持ったら、そちらをやればいい。

何もしたくなければ、何もしなくてもいい。

私自身、退職後の生活をほとんど計画せずに会社を辞めました。

退職前にやろうと思っていた釣りは続きませんでした。

代わりに、まったく予定していなかった投資が生活の一部になりました。

だから今はこう思います。

退職後の人生まで、退職する前に完成させておく必要はない。

生活していく中で、ふと興味を持ったものをやってみる。

続けば続ければいい。

飽きたらやめればいい。

そしてまた何かが引っかかったら、その時にやってみればいい。

私には、そのくらいがちょうどいいようです。

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