会社員時代は20点、早期退職後は90点。私が考える幸せの基準

時間の使い方・マインドセット

先日、生活に満足している人が70.8%に達したという調査結果を目にしました。

博報堂生活総合研究所が発表した「生活定点2026」という調査です。

この数字を見て、ふと考えました。

「自分は今の生活に、どのくらい満足しているのだろうか」と。

100点満点で考えてみると、私の現在の生活は90点くらいだと思います。

では、会社員時代はどうだったのか。

振り返ってみると、おそらく20点くらいだったと思います。

会社員時代は20点。早期退職した現在は90点。

ずいぶん大きな違いです。

なぜ、これほど生活の満足度が変わったのか。

今回は、私が考える幸せの基準について書いてみたいと思います。

今の生活は90点。その理由は自由にある

私は2019年3月、49歳で早期退職しました。

それから7年以上が経ちます。

今の生活に90点をつけた一番の理由は、時間を自由に使えることです。

何をするか、いつするか、どれだけするか。

すべて自分で決められます。

誰かに「あれをしろ」「これをしろ」と言われることもありません。

やりたいことがあれば、すぐにできます。

何もしたくなければ、何もしなくてもいい。

眠たくなったら寝ればいいのです。

1時間寝ようが、2時間寝ようが、別に構いません。

こんな生活ができることを、私は本当に幸せだと感じています。

特別なことをしているから幸せなのではありません。

自分の時間を自分で使える。

それ自体が幸せなのです。

そして、もう一つの理由は、お金もある程度自由に使えることです。

例えば、妻と昼食を食べに行くとします。

普段はファミリーレストランの500円くらいのランチでも十分です。

でも、今日はちょっといいお寿司が食べたいと思ったら、一人2,000円、3,000円のお寿司を食べに行くこともできます。

その程度であれば、値段をそれほど気にする必要はありません。

だからといって、何万円もするような昼食を食べたいとは思いません。

食べたいものを、食べたいときに食べられる。

私にとっては、それで十分なのです。

お金が2倍、3倍になっても、満足度は上がらないと思う

では、今より資産が2倍、3倍になったら、生活の満足度はもっと上がるのでしょうか。

私は、そうは思いません。

そもそも、日常生活でそれほどお金を使うことがないからです。

高級車に乗りたいわけでもありません。

毎日のように高級料理を食べたいわけでもありません。

今の生活で、十分に満足しています。

もちろん、お金がなければ困ります。

生活費が足りなければ、やりたいこともできなくなるでしょう。

ですから、ある程度のお金は必要です。

しかし、必要なお金が確保できていて、自分のやりたいことができるのであれば、それ以上お金が増えても、幸せが比例して増えるとは思いません。

私の場合、幸せの基準は資産額の大きさではないようです。

会社員時代の生活満足度は20点だった

では、会社員時代はどうだったのでしょうか。

当時の生活に点数をつけるとしたら、おそらく20点くらいです。

なぜなら、自由な時間がほとんどなかったからです。

朝起きて会社に行き、仕事をして帰ってくる。

起きている時間の大部分を、仕事に拘束されていました。

自分のやりたいことを、好きなときにできるわけではありません。

仕事がつらくても、やらなければなりません。

そんな生活でした。

ただ、会社員時代にも良かったことはあります。

それは、仲間がいたことです。

同僚と一緒にお酒を飲んだり、楽しい時間を過ごしたりすることは好きでした。

その時間は、今でも良かったと思っています。

おそらく、会社員時代の20点は、そういった仲間との時間だったのだと思います。

早期退職して失ったものもある

49歳で早期退職したことで、失ったものもあります。

まず、会社の同僚です。

一緒に仕事をしたり、お酒を飲んだりしていた仲間との付き合いは、退職によってなくなっていきました。

そして、毎月の給与収入も失いました。

会社員であれば、毎月決まった給与が振り込まれます。

これは経済的にも精神的にも大きな安心材料です。

さらに、社会的な立場も失いました。

「私は○○会社に勤めています」

今は、そう言うこともできません。

一般的には、どれも大切なものだと思います。

しかし、私はそれらを失ったことを、特に気にしていません。

なぜなら、それ以上に大きなものを手に入れたからです。

それが、自由な時間です。

私にとっては、給与や社会的な立場よりも、自分の時間を自由に使えることのほうが、圧倒的に価値がありました。

退職して7年以上経っても、今の幸せを感じる

自由な生活も、長く続けば当たり前になると思われるかもしれません。

しかし、私は今でも、早期退職して良かったと感じることがよくあります。

例えば、日曜日です。

会社員時代は、日曜日の午後になると気が重くなっていました。

翌日から、また仕事が始まるからです。

ゴールデンウィークなどの長期休暇も同じでした。

連休の最終日になると、休みが終わることを考えて、憂鬱な気分になっていました。

今でも、日曜日や連休の終わりになると、ふと当時のことを思い出します。

「会社員だったら、今頃は気が重くなっていただろうな」

そう思うのです。

そして、改めて早期退職して良かったと感じます。

何か特別に楽しいことが起きたわけではありません。

ただ、以前感じていた苦痛が、今はない。

それだけでも、私にとっては大きな幸せなのです。

私にとって大切なのは、次の一手があること

私は現在、投資や家庭菜園などを楽しんでいます。

もちろん、いつもうまくいくわけではありません。

投資で思ったような結果が出ないこともあります。

家庭菜園で野菜がうまく育たないこともあります。

そんなときは、正直に言って楽しくありません。

でも、次はどうしようかと考えます。

こうしてみようか。

あの方法を試してみようか。

そんなふうに、次の一手を考えることができます。

私は、この「次の一手がある」ということが、とても大切だと思っています。

失敗すること自体は楽しくありません。

それでも、次に試せることがあれば、まだ何とかなると思えます。

反対に、次の一手がなくなってしまったら、絶望しかありません。

実は、会社員時代の私は、そんな状況に追い込まれていました。

仕事がつらくても、逃げ道がなかった

会社員時代、仕事が非常につらくなった時期がありました。

何とかその状況から抜け出そうと考えました。

転勤できないだろうか。

担当を変えてもらえないだろうか。

そんなことを考えました。

しかし、どちらも難しかったのです。

結局、今の場所で、今の仕事を続けるしかありませんでした。

しかも、その仕事をこのまま続けていくことは、いずれ難しくなると感じていました。

もう打つ手がない。

そう感じていたのです。

あのときは、本当につらかったです。

もちろん、同じ仕事をほかの人がしていたら、私ほどつらく感じなかったかもしれません。

これは私の性格による部分もあると思います。

ただ、私にとっては、どうにもならない状況でした。

そんな中で、早期退職という選択肢が見えてきました。

辞められると分かっただけで、気持ちが楽になった

私は40代に入ってから、将来のライフプランを作っていました。

生活費を計算し、貯蓄や年金などを考慮して、会社を辞めても生活できるかどうかを検討していたのです。

そんなとき、会社で早期退職優遇制度が設けられました。

それまで準備してきたことと、会社の制度が重なりました。

「これなら会社を辞められる」

そう思えるようになったとき、実際に退職する前から、気持ちが楽になりました。

仕事の状況が変わったわけではありません。

それでも、辞めるという選択肢ができたことで、精神的に救われたのです。

私にとっては、自分で選べるということが、それほど大切だったのだと思います。

資産1億円には挑戦してみたい

ここまで、今の生活に満足しているという話を書いてきました。

では、もう何も目指したいことがないのかというと、そうでもありません。

今、なんとなく目指してみたいと思っているのが、資産1億円です。

なぜ1億円なのか。

特に大きな理由はありません。

なんとなく面白そうだからです。

私は、数字が増えていくことが好きなのだと思います。

会社員時代も、営業の売上が増えたり、ノルマの達成率が上がったりすると楽しかったものです。

今は投資をしていますが、資産の数字が増えていくことにも楽しさを感じます。

もちろん、投資の楽しさはそれだけではありません。

相場がこう動いたらどうするか。

次はどんな方法を試してみるか。

そうやって試行錯誤し、自分のスキルを磨いていく過程も楽しいのです。

では、資産1億円を達成したら、生活を変えるのか。

おそらく変わらないと思います。

相変わらず、妻とファミレスでランチを食べているでしょう。

高級車を買ったり、豪華な生活を始めたりするつもりもありません。

ただ、挑戦してみたい。

それだけです。

今の生活に満足していることと、新しいことに挑戦することは、私の中では矛盾しません。

今の生活を、できるだけ長く続けたい

現在の生活満足度は90点です。

残りの10点は何かというと、妻との関係で多少ストレスを感じることがあるからです。

長く一緒に暮らしていれば、ちょっとした小言を言われることもあります。

できれば、そういったストレスもなくして、100点に近づけたいとは思っています。

ただ、なかなか難しいことでもあります。

自分なりに努力はしたいですが、100点にならなくても構いません。

今の90点の生活で、十分満足しているからです。

そして、本音を言えば、今の生活がこのままずっと続いてくれたらいいなと思っています。

今の家族との暮らし。

自由な時間。

ある程度自由に使えるお金。

この環境を、できるだけ長く維持したいのです。

ただ、そんなことができないのも分かっています。

年齢を重ねれば、いろいろなことが変わります。

お金も減るかもしれません。

家族の状況も変わっていくでしょう。

何も変わらず、ずっと続くものなどありません。

それでも、私は将来に対して大きな不安を感じていません。

そのときは、そのときにできることを考えればいいと思っているからです。

人生は、最終的にいい方向に流れていくと思っている

私はこれまで、さまざまな人の本を読んだり、話を聞いたりしてきました。

仏教の考え方や、経済界で活躍した人、学者などの言葉に触れる中で、共通しているように感じたことがあります。

それは、物事は最終的にいい方向へ流れていくのではないか、ということです。

もちろん、これは私自身の解釈です。

一見すると、悪い方向へ進んでいるように見えることもあります。

しかし、長い目で見れば、それが結果的にいい方向につながっていることもある。

私自身の人生も、そうでした。

会社員時代、仕事がつらくて、どうにもならない状況に追い込まれました。

当時は、そんな状況を良いことだとは思えませんでした。

しかし、あの経験がなければ、私は早期退職を考えなかったかもしれません。

そして、ちょうどいいタイミングで早期退職優遇制度が設けられました。

もし制度がなければ、辞めていなかったかもしれません。

結果的に、私は49歳で早期退職し、今の生活を手に入れることができました。

だから私は、物事は最終的にいい方向へ流れていくのではないかと思っています。

ただし、何もしないで待っていればいいという意味ではありません。

そのとき、そのときに、自分ができることを精一杯やる。

そうすると、そこから次の流れが生まれる。

その流れに乗りながら、また自分ができることをやる。

すると、さらに新しい流れが生まれる。

私は、人生とはそんなものではないかと思っています。

自分の力だけで切り開いているわけでもない。

ただ流れに身を任せているだけでもない。

自分の行動と、そこから生まれる流れが、互いにつながっている。

そんな感覚です。

まとめ:私にとっての幸せは、今の生活そのもの

生活に満足している人が70.8%いるという調査結果をきっかけに、自分自身の幸せについて考えてみました。

私の現在の生活満足度は90点です。

会社員時代は20点くらいだったと思います。

給与や社会的な立場、同僚との付き合いを失っても、今のほうがはるかに満足しています。

その一番の理由は、自分の時間を自由に使えることです。

やりたいときに、やりたいことができる。

何もしたくなければ、何もしなくてもいい。

そして、ある程度お金の心配をせずに生活できる。

私にとっては、それで十分です。

資産が何億円になっても、今より幸せになるとは限りません。

もちろん、資産1億円を目指すような楽しみはあります。

でも、それは今の生活が不満だからではありません。

ただ、面白そうだから挑戦してみたいのです。

これから先、生活の状況は変わっていくでしょう。

そのときは、そのときにできることをやりながら、また楽しみを見つけていけばいいと思っています。

幸せとは、もっと多くのものを手に入れることではなく、今の自分の生活に満足できることなのかもしれません。

少なくとも、今の私はそう感じています。

そして、できることなら、この90点の生活をずっと続けていきたいと思っています。


※投資に関する記述は、私自身の経験や考え方を紹介したものであり、特定の投資方法を推奨するものではありません。

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