人生は、最終的にいい方向へ流れていく。私がそう考える理由

時間の使い方・マインドセット

私は、人生というのは、最終的に自分が望む方向へ流れていくものなんじゃないかと思っています。

もちろん、何か根拠があるわけではありません。

誰かに証明できるものでもありませんし、必ずそうなると保証できるものでもありません。

ただ、これまで生きてきた中で、世の中というのは、そういうふうにできているんじゃないかなと感じるようになりました。

自然の摂理というのでしょうか。

難しいことはよく分かりません。

「まあ、そういうもんなんじゃないかな」

私の中では、そのくらいの軽い感覚です。

でも、この考え方は、人生を生きていくうえで、案外役に立つものだと思っています。

今回は、私がなぜそう考えるようになったのか、そして普段どのようなことを心がけているのかを書いてみたいと思います。

人生がいい方向へ流れているなんて、苦しいときには分からない

私は2019年3月、49歳で会社を早期退職しました。

今は、毎日を自分のペースで過ごしています。

投資をしたり、家庭菜園をしたり、妻と食事に出かけたり。

特別なことがなくても、平凡な毎日を楽しんでいます。

でも、会社員時代は違いました。

仕事がつらく、会社を辞めたいと思いながら、長い時間を過ごしていました。

早期退職が実現するまで、約10年間は苦しい時期だったと思います。

その真っただ中にいたとき、「この苦しさも、きっといい方向へつながっていく」なんて考えられませんでした。

そんな発想自体を持っていなかったのです。

目の前の状況は苦しい。

何とか変えたいと思っても、なかなか変わらない。

人生がいい方向へ進んでいるどころか、悪い方向へ進んでいるように感じていました。

でも、今振り返ると、その苦しい時期があったからこそ、早期退職という道を真剣に考えるようになったのだと思います。

そして、退職後の生活を考え、ライフプランを作り、準備を進めていました。

そんな中、会社で早期退職優遇制度が設けられました。

私自身が制度を作ったわけではありません。

ただ、制度ができたときには、退職を選べるだけの準備をしていました。

結果として、49歳で会社を辞めることができました。

今の生活は、私が望んでいた生活です。

そう考えると、あの苦しい10年間も、長い人生の流れの一部だったのかもしれません。

もちろん、当時の苦しさが良かったと言いたいわけではありません。

できることなら、苦しい思いはしたくなかった。

ただ、そのときには悪い方向へ進んでいるように見えても、長い目で見ると、望む方向へつながっていることがある。

私は、自分の経験からそう感じています。

ある日突然、人生の流れが変わることがある

こういう経験は、私だけではないと思います。

例えば、会社にどうしようもなく嫌な上司がいたとします。

何をやっても認めてもらえない。

仕事に行くのも嫌になる。

それでも、目の前の仕事をコツコツ続けていた。

すると、ある日、その上司が転勤になる。

代わりに来た上司は、自分にとって働きやすい人だった。

それまでやってきた仕事を見てくれて、評価してくれるようになった。

そんなこともあると思います。

実際、私にも、上司が変わったことで仕事の状況が良くなった経験があります。

嫌な上司がいたときには、最悪の状況だと思っていました。

でも、上司が変わると、流れも変わったのです。

上司の転勤は、自分の力ではどうにもできないことです。

一方で、それまでコツコツ仕事を続けていたのは、自分自身です。

その二つが重なって、状況が変わった。

もし、最初からずっと良い上司だったら、あそこまでコツコツ頑張ることはなかったかもしれません。

そう考えると、何が良いことで、何が悪いことなのか、途中では本当に分からないものです。

人生の流れというのは、あるとき突然変わることがある。

私は、そう感じています。

「人事を尽くして天命を待つ」という考え方

私の人生観を端的に表す言葉があります。

「人事を尽くして天命を待つ」

私は、この言葉が好きです。

自分にできることは、一生懸命やる。

そして、自分ではどうにもできないことは、天に任せる。

私が考えるのは、そういう生き方です。

ここで言う「天」は、特定の神様を意味しているわけではありません。

世の中の流れというか、自然の摂理というか。

人間には分からない、大きな流れのようなものです。

私は、その流れが最終的には自分の望む方向へ向かっていくんじゃないかと、勝手に思っています。

だからといって、何もしなくていいという話ではありません。

むしろ逆です。

自分ができることは、きちんとやる。

でも、結果がどうなるか、いつ変化が起きるかまでは、自分では決められません。

そこまで何とかしようとしない。

やることをやったら、あとはお任せする。

そのくらいでいいんじゃないかなと思っています。

望みに熱量をかけるより、今やることに熱量をかける

私は、何かを望むこと自体は良いことだと思います。

こうなりたい。

こんな生活を送りたい。

こんなことを実現したい。

そういう望みはあっていい。

でも、そこに熱量をかけすぎないほうがいいんじゃないかと思っています。

「絶対にこうなるんだ」

「何が何でも実現してやる」

そういう気持ちを強く持ちすぎると、結果に執着してしまう気がするのです。

私が大切だと思うのは、望みに熱量をかけるのではなく、実際にやることに熱量をかけるということです。

早期退職であれば、「絶対に会社を辞めるんだ」と思い続けることよりも、退職後の生活費を計算し、ライフプランを作り、必要な準備を進めることです。

やることには一生懸命取り組む。

でも、いつ、どのような形で望みが実現するかには、こだわりすぎない。

私は、そのほうがいいと思っています。

結果を強く願ったからといって、結果が早く出るとは限りません。

それなら、今できることに力を使ったほうがいい。

そういう考え方です。

「こうあるべき」にこだわりすぎない

私があまり好きではない言葉があります。

「こうあるべき」

「こうするべき」

いわゆる、べき論です。

もちろん、何かにこだわることが悪いとは思いません。

自分なりの考えや、大切にしたいことがあるのは自然なことです。

ただ、こだわることと、こだわりすぎることは違うと思っています。

こだわりすぎると、次の流れが止まってしまうんじゃないか。

私は、そんな気がしています。

子育てで感じたこと

これは、子育ての中でも感じたことです。

妻は、どちらかというと「こうあるべき」という考えを持つほうでした。

母親としてこうするべき。

子供はこうするべき。

そういう考えが強くなると、どうしても親の考えを子供に押し付けてしまうことがあります。

子供の言うことを聞かず、親の考えを通そうとする。

すると、子供も反発するようになりました。

そこで私は、あまり「こうあるべき」にこだわらず、もっと子供を自由にさせたほうがいいんじゃないかと考えました。

子供の考えも受け入れる。

自分で考えさせる。

そういう方向に変えていくと、子供は以前より素直に親の話を受け入れるようになり、自分で考えるようにもなりました。

子供を思いどおりにしようとすることをやめたら、かえって親子の関係が良くなった。

私には、そう感じられた経験でした。

投資でも、こだわりすぎない

投資でも同じです。

私は以前、スイングトレードを中心に取引していました。

もし、その方法だけにこだわっていたら、インデックス投資をすることもなかったかもしれません。

ましてや、オプション取引のような、勉強することの多い取引には手を出さなかったと思います。

でも、いろいろな方法に興味を持ち、勉強してみたことで、新しい選択肢が生まれました。

一つの方法にこだわりすぎなかったからこそ、今の投資スタイルにつながったのだと思います。

もちろん、新しい方法が必ず良い結果になるとは限りません。

それでも、「今のやり方だけが正しい」と決めつけないことは、大切だと感じています。

自分をご機嫌にしておくことも大切

もう一つ、私が大切だと思っていることがあります。

それは、できる限り、自分をご機嫌にしておくことです。

嬉しい。

楽しい。

何だかワクワクする。

あれをやってみたい。

これもやってみたい。

そんな前向きな気持ちでいられることです。

私は、自分をご機嫌にしておくことも、人生の流れを良くすることにつながるんじゃないかと思っています。

これも、何か根拠があるわけではありません。

ただ、世の中はそういうふうにできているような気がするのです。

とはいえ、いつも楽しい気持ちでいられるわけではありません。

不安になることもあります。

怒ることもあります。

誰かに嫉妬したり、妬んだりすることもあるでしょう。

そんなとき、私は無理に前向きになろうとはしません。

まず、自分の気持ちに向き合うことが大切だと思っています。

嫌な感情が湧いたら、ごまかさずに向き合う

例えば、不安を感じたとき。

「自分は今、不安なんだな」

と、まず認める。

そして、何に不安を感じているのかを考えてみます。

怒りも同じです。

「今、自分は怒っているんだな」

「何に対して怒っているんだろう」

「どうして怒っているんだろう」

そうやって、自分の感情を見つめてみるのです。

嫉妬も同じです。

嫉妬しているときは、なかなか自分に正直になれないものです。

「別にうらやましくなんかない」

「そんなことは思っていない」

そうやって、自分の気持ちをごまかしたくなることもあります。

でも、私は、そういうときこそ自分に正直になることが大切だと思っています。

「ああ、自分は嫉妬しているんだな」

それでいいのです。

無理に否定する必要はありません。

自分の気持ちを、まず受け止める。

私の感覚では、そうやって向き合っているうちに、以前ほど強く怒らなくなったり、嫉妬する気持ちが少しずつ小さくなったりすることがあります。

同じような出来事に慣れていくのかもしれません。

あるいは、そういう出来事自体が起こりにくくなるようにも感じます。

なぜそうなるのか、理由はよく分かりません。

自分がきちんと向き合うまで、同じような出来事が繰り返されるのかな、という気もします。

もちろん、これも私の感覚であって、根拠がある話ではありません。

ただ、少なくとも私は、嫌な感情を隠すよりも、きちんと自分と向き合うことを大切にしたいと思っています。

希望が見えるだけで、気持ちは変わる

私にとって、最もつらい状態の一つは、次の一手が見つからないことです。

何をやっても状況が変わらない。

これからどうしたらいいのか分からない。

そんな状態では、とても自分をご機嫌にしておくことなんてできません。

会社員時代、私にもそういう時期がありました。

でも、退職後のライフプランを作ることで、少しずつ希望が見えてきました。

「このくらいのお金があれば、辞められるかもしれない」

「こういう条件がそろえば、退職できるかもしれない」

まだ何も実現していません。

仕事の状況が良くなったわけでもありません。

それでも、「辞められるかもしれない」と思えるだけで、気持ちが少し明るくなったのです。

希望があるというのは、大きいことだと思います。

今すぐ状況を変えられなくても、次の一手が見えているだけで、気持ちは変わる。

そして、気持ちが変われば、また新しいことに取り組める。

私は、そういうことも人生の流れにつながっていくんじゃないかと思っています。

どうにもならないなら、その場所から離れてもいい

今、仕事や人間関係で苦しんでいる人もいると思います。

何をやっても状況が変わらない。

もう、どうにもならない。

そんなとき、私は、まず今できることを考えてみるしかないと思っています。

一つ試してみる。

それで駄目なら、別の方法を試してみる。

まだできることがあるなら、やってみればいい。

でも、何をやっても変わらないなら、その場所から離れるという方法もあります。

私は、無理に同じ場所で頑張り続ける必要はないと思っています。

逃げることだって、一つの選択肢です。

違う場所へ行けば、違う人がいる。

違う環境がある。

そこで、新しい流れが生まれるかもしれません。

「ここで頑張り続けなければならない」

そう考えることも、一つのこだわりなのかもしれません。

もちろん、場所を変えたからといって、必ず良くなるとは限りません。

でも、今いる場所だけが、自分の人生のすべてではありません。

私は、そのことを早期退職によって実感しました。

最後は「今を生きる」ということ

ここまで、人生の流れについていろいろ書いてきました。

でも、結局のところ、私が大切だと思うのは、今を生きることです。

今、目の前にやることがあるなら、一生懸命やる。

誰かに評価してもらうためでも、将来の見返りを期待するためでもありません。

目の前にあるから、やる。

ただ、それだけです。

そして、楽しめることがあるなら、楽しむ。

おいしいものを食べる。

家庭菜園を楽しむ。

妻と出かける。

何もしたくなければ、のんびり過ごす。

それも、今を生きるということだと思います。

未来のことを考えるのは大切です。

望みを持つことも大切です。

でも、未来にこだわりすぎて、今を楽しめなくなってしまうのは、もったいないと思います。

この瞬間、この瞬間は、すべて今なのですから。

今やるべきことをやる。

今楽しめることを楽しむ。

できる限り、自分をご機嫌にしておく。

そして、あとは人生の流れに任せる。

私は、そんな生き方でいいんじゃないかなと思っています。

人生は、最終的にいい方向へ流れていく

私は、人生は最終的に自分が望む方向へ流れていくものだと思っています。

ただ、これから大きな困難に直面したときにも、そう信じていられるかどうかは分かりません。

実際につらい出来事が起きれば、不安にもなるでしょうし、「本当にいい方向へ進むのだろうか」と疑うこともあると思います。

でも、以前の私と比べれば、心の中にある「人生はいい方向へ流れていく」という感覚は、ずいぶん大きくなりました。

もし一時的に信じられなくなったとしても、また考え直すことがあるかもしれません。

人生がいい方向へ流れていくのかどうか。

本当のところは、私にも分かりません。

ただ、私はそう考えて生きています。

誰かに、この考え方を信じてもらいたいわけではありません。

人それぞれ、考え方があっていいと思います。

でも、こういう考え方に興味がある人にとっては、人生を生きていくうえで、何かの参考になるかもしれません。

私自身は、案外便利な考え方だと思っています。

人事を尽くして天命を待つ。

望みに熱量をかけすぎず、今やることに熱量をかける。

こだわりすぎず、自分をご機嫌にしておく。

そして、今この瞬間を一生懸命生きる。

そうしていれば、またいつか、思いがけないところから新しい流れが生まれるかもしれません。

私は、そんなふうに思っています。


※この記事は、私自身の経験から生まれた個人的な人生観を書いたものです。誰にでも同じ結果が起こるという意味ではありません。また、投資に関する記述は私個人の経験や考え方であり、特定の投資方法を推奨するものではありません。

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