私は49歳で会社を辞めました。
それから7年以上、会社員として働いていません。
早期退職や定年退職について調べていると、
「仕事を辞めると一気に老ける」
「働かなくなると頭を使わなくなる」
「人と話さなくなるから、少しでも働いた方がいい」
といった話を聞くことがあります。
確かに、仕事には体を動かしたり、人と話したり、頭を使ったりする面があります。
だから、働くことが健康維持につながる人もいると思います。
でも私は、
健康のためには、働き続けなければならないのだろうか?
とも思います。
働くこと以外にも、体を動かしたり、頭を使ったりする方法はいくらでもあるからです。
実際、49歳で早期退職して7年以上経った私自身はどうなのか。
今回はそのあたりについて書いてみたいと思います。
早期退職して、体や頭が衰れた感覚はない
会社を辞めてから、
「最近、急に体力が落ちたな」
「仕事をしていないから頭が衰えたな」
と感じたことは、今のところ特にありません。
もちろん、49歳だったころと今の自分を比べて、まったく衰えていないとは思っていません。
例えば記憶力のテストでもすれば、昔より成績が落ちているかもしれません。
年齢を重ねているのですから、それは十分あり得ると思います。
ただ、それが早期退職したことによるものなのか、単純に年齢によるものなのか、私には分かりません。
少なくとも現在の生活の中で、
「頭が衰えて困っている」
と感じることはありません。
そもそも会社員は、毎日そんなに頭を使っているのか
「仕事を辞めると頭を使わなくなる」
と言われることがあります。
でも、私はここに少し疑問があります。
そもそも会社員だったころ、私は毎日そんなに頭を使っていたのだろうか。
もちろん、仕事なので考えることはあります。
その日によって仕事の内容も少しずつ違います。
予想外のことが起こることもあります。
でも、長年同じ仕事をしていると、だいたい毎日同じことの繰り返しになってきます。
私は営業職でしたが、毎日まったく新しいことを考えていたわけではありません。
ある程度仕事に慣れてしまえば、同じようなことの繰り返しです。
今の私の生活も似ています。
ブログを書いたり、株を見たり、YouTubeを見たり、散歩をしたり。
毎日多少は違いますが、大きく見れば同じような生活の繰り返しです。
そう考えると、
会社員だから頭を使っている。
仕事を辞めたから頭を使わなくなった。
それほど単純な話でもないように私は思います。
体を動かす量は、会社員時代の方が多かった
一方で、明らかに会社員時代の方が多かったものもあります。
それは運動量です。
私は営業職だったので、会社員時代は1日に1万5,000歩くらい歩いていました。
かなり歩いていたと思います。
今はそこまで歩きません。
ですから、
「仕事を辞めても運動量はまったく変わらなかった」
とは言えません。
会社員時代の方が、間違いなく体を動かしていました。
ただ、今でも私は1日1時間くらい散歩をしています。
仕事を辞めたことで歩く量が減ったのであれば、その分は自分で歩けばいい。
私はそのくらいに考えています。
高齢になったら、たくさん歩けばいいとも思わない
健康のためには運動が大切だと思います。
でも、
運動は多ければ多いほどいい
とも私は思っていません。
年齢を重ねれば、若いころとは体も変わってきます。
長時間歩けば、膝などに負担がかかることもあるでしょう。
会社員時代の私が1日に1万5,000歩歩いていたからといって、70歳、80歳になっても同じだけ歩かなければならないとは思いません。
そのときの自分の体に合わせて、適度に運動すればいい。
大切なのは、
「仕事をして体を動かすこと」ではなく、「自分に合った方法で体を動かし続けること」
ではないでしょうか。
それなら仕事でなくてもできます。
散歩でもいい。
軽い運動でもいい。
家庭菜園でもいい。
働きたい人は仕事で体を動かしてもいい。
方法はいろいろあると思います。
人と話す機会は、かなり減った
早期退職して明らかに減ったものが、もう一つあります。
人と話す機会です。
これは会社員時代とはかなり違います。
会社に行けば、嫌でも人と話します。
同僚と話したり、お客さんと話したり、上司と話したりします。
営業職だった私は、特に人と話す機会が多かったと思います。
今は、それがありません。
ですから、人と会話することが脳への刺激になっているのであれば、その面では会社員時代より老化が進んでいる可能性はあると思います。
ここについては、
「早期退職しても何の問題もありません」
と言うつもりはありません。
人と話す機会が減ったことによるマイナス面は、もしかしたらあるのかもしれません。
それでも、人と話すために働こうとは思わない
ただ、私はそれほど気にしていません。
人間は年齢を重ねていけば、いつか人との関係も少なくなっていくと思っているからです。
会社を退職する。
付き合っていた人も退職する。
友人も年を取る。
体力が落ちて、外出する機会も減るかもしれません。
ずっと若いころと同じ人間関係が続くわけではありません。
私の場合は、それが少し早くやってきただけなのかもしれません。
もちろん、
「人と話すことが好きだから働きたい」
という人は、それでいいと思います。
仕事を通じて人とつながっていたい人もいるでしょう。
それを否定するつもりはありません。
でも私は、
「人と話す機会を作るために仕事をしよう」
とは思わないんです。
人との交流が必要だと思えば、仕事以外の方法を考えればいい。
私はそのくらいに考えています。
働くことにはメリットがあると思う
私は早期退職した人間ですが、
「働くことには何のメリットもない」
と言いたいわけではありません。
むしろ健康という面だけを考えても、メリットはあると思います。
会社へ行くために外へ出る。
歩く。
人と話す。
決まった時間に起きる。
仕事によっては頭もかなり使うでしょう。
生活にメリハリができる人もいると思います。
仕事が好きなら、それはとてもいいことではないでしょうか。
健康にもいい。
お金ももらえる。
人とも交流できる。
本人が楽しいのであれば、働き続けることに何の問題もないと思います。
私が疑問に思うのは、
「健康のためには働かなければならない」
という考え方です。
働きたくないのに「健康のため」に働く必要があるのか
例えば、本当は仕事を辞めたい。
仕事へ行くのが嫌だ。
人間関係もつらい。
十分な生活資金もある。
それでも、
「仕事を辞めたら老けるから」
「ボケたくないから」
という理由だけで、嫌な仕事を続ける。
私は、そこまでしなくてもいいのではないかと思います。
体を動かしたければ歩けばいい。
人と話したければ、人と交流できる場所へ行けばいい。
頭を使いたければ、自分の興味があることをやればいい。
健康を維持する方法は、仕事だけではありません。
それなら、自分が嫌なことを無理に続ける必要はないのではないでしょうか。
7年以上働いていない私の現在
私は49歳で会社を辞めました。
それから7年以上経ちました。
会社員時代より歩く量は減りました。
人と話す機会も減りました。
記憶力だって、49歳のころより落ちているかもしれません。
それでも今のところ、日常生活で困るような衰えを感じてはいません。
毎日1時間くらい散歩をする。
ブログを書いたり、株を見たりする。
妻と話したり、一緒に食事をしたりする。
そんな普通の生活をしています。
これから年齢を重ねれば、体力も落ちるでしょう。
頭の働きだって、今と同じではないかもしれません。
そのときは、そのときの自分に合わせて生活を変えていけばいいと思っています。
健康のために働くかどうかも、自分で決めればいい
働くことで元気になれる人は、働けばいい。
仕事が生きがいなら、何歳になっても続ければいい。
人と話すために働きたい人もいるでしょう。
反対に、働きたくないのであれば、別の方法で体を動かしたり、人と交流したりすればいい。
私は、
「働くこと」と「健康でいること」を、必ずセットにする必要はない
と思っています。
早期退職すると老けるのか。
もしかしたら、仕事を続けていた場合と比べて衰えやすくなる部分はあるのかもしれません。
私には分かりません。
ただ、少なくとも7年以上働いていない現在の私は、生活するうえで特に困ってはいません。
そして、
「老けないために、もう一度働こう」
とも思いません。
これからも、自分の年齢や体に合わせて適度に体を動かしながら、今の生活を続けていけばいい。
私はそう思っています。


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