早期退職したら、毎日を有意義に過ごさないといけないのか?

時間の使い方・マインドセット

早期退職して7年が経ちました。

会社を辞めると、とにかく時間が増えます。

朝起きて会社に行く必要もありません。

土日を待つ必要もありません。

毎日が自由です。

そうなると、

「せっかく自由な時間を手に入れたのだから、有意義に過ごしたほうがいい」

と思う人もいるかもしれません。

新しい趣味を始める。

資格の勉強をする。

旅行をする。

地域の活動に参加する。

新しい仕事に挑戦する。

もちろん、やりたければやればいいと思います。

でも私は、

毎日を有意義に過ごさなければいけないとは思っていません。

今日はそんな話を書いてみようと思います。

1日YouTubeを見て終わっても、別に何とも思わない

私はYouTubeをよく見ます。

もし朝からYouTubeを見始めて、気がついたら夕方になっていた。

そんな一日があったとします。

「今日は一日を無駄にしてしまった」

と思うか。

私はたぶん思いません。

一日中YouTubeを見られたということは、それなりに見たかったのだと思うからです。

もちろん、何となくぼーっと見ていることもあります。

でも、投資について何か新しい手法はないか探していることもあります。

気になる情報を見つけて、そこからネットで調べることもあります。

ブログのネタを探していることもあります。

外から見れば、

「一日中YouTubeを見ていた」

だけかもしれません。

でも自分の中では、必ずしも何もしていないわけではありません。

それに、本当に飽きたら見るのをやめます。

散歩に行ったり、別のことをしたりするでしょう。

だから一日中見ていたのであれば、その日はそれでよかったのだと思います。

別に1日潰したって、翌日も時間がある

会社員と早期退職後で大きく変わったのは、時間に対する感覚かもしれません。

今の私は、

別に1日潰したって、翌日も時間があります。

明日も休みです。

明後日も休みです。

だから、

「今日という一日を有効に使わなければ」

という焦りがありません。

これは会社員時代とは、かなり違います。

ただ、会社員時代に、

「休日を無駄にしてしまった」

と思っていたかというと、私の場合は少し違います。

若いころは、休日を無駄にする余裕すらなかった

若いころは仕事が忙しく、土日もほとんど休みがありませんでした。

たまに土曜日が休みになる。

そうすると疲れ切って寝ていました。

それでも子どもが小さかったので、這うように起きて子どもと遊んだりしていました。

子どもが少し大きくなると、ソフトボールを始めました。

私は監督をしていたので、土日は子どもたちとソフトボールです。

ですから、

「せっかくの休日なのに、何もしないで終わってしまった」

という感覚はあまりありませんでした。

そもそも、そんなことを考える余裕がなかったのだと思います。

単身赴任時代は、休みでも仕事から離れられなかった

その後、子どもたちが中学生、高校生くらいになると、私は単身赴任をしていました。

そのころになると、一人で過ごす休日も増えました。

何もしないで一日が終わることもありました。

でも、そのころは仕事がかなりつらくなっていました。

休みの日でも仕事のことが頭の中をぐるぐる回る。

部屋に閉じこもって、何もする気になれない。

そんな休日もありました。

今振り返ると、会社員時代の「何もしない一日」と、早期退職後の「何もしない一日」は、まったく違います。

見た目は同じかもしれません。

どちらも部屋にいて、特に何もしていない。

でも会社員時代は、

何もしていないのに、休めていなかった。

今は違います。

何もしないなら、何もしないでいい。

YouTubeを見たいなら見る。

散歩したくなったら散歩する。

投資を調べたくなったら調べる。

自分で自分の時間を使っています。

この違いは大きいと思います。

「新しいことに挑戦したら?」と言われても

例えば妻から、

「せっかく早期退職したんだから、何か新しいことに挑戦したら?」

と言われたとします。

たぶん私は、

「いやいや」

と思うでしょう。

別に何もしていないわけではありません。

私の中では、新しいことに結構挑戦しています。

例えば投資です。

何か新しい投資方法はないか。

もっと自分に合った方法はないか。

そんなことを考えて、YouTubeを見たり、ネットで調べたり、実際に試したりしています。

退職後、いろいろな投資方法をやってきました。

それも私にとっては新しいことへの挑戦です。

新しい趣味を始めたり、資格を取ったりすることだけが「挑戦」ではないと思っています。

人から見て分かりやすい何かを始める必要はありません。

自分が興味を持ったことをやればいい。

私はそう思っています。

そもそも、早期退職後にやりたいことなんてなかった

ここまで書くと、

「早期退職する前から、やりたいことがたくさんあったのでは?」

と思われるかもしれません。

まったくありませんでした。

49歳で会社を辞めるとき、

「退職したら、あれをやろう」

「これに挑戦しよう」

というものはありませんでした。

旅行をたくさんしよう。

新しい趣味を始めよう。

資格を取ろう。

第二の人生で何かを成し遂げよう。

そんなことは考えていませんでした。

私が考えていたのは、ほぼ一つです。

とにかく会社を辞めたい。

それだけでした。

そして、そのために考えなければならなかったのがお金です。

会社を辞めても生活していけるのか。

老後までお金は足りるのか。

私が退職前に考えていたのは、ほとんどそこでした。

だからライフプランを作りました。

辞めた後に何をするかではなく、

辞めた後も生活できるか。

私にとって重要だったのはこちらでした。

やりたいことは、辞めてから見つかった

実際に会社を辞めてみると、時間ができました。

そして、その時間の中で自然にやることが出てきました。

投資をする。

家庭菜園をする。

ブログを書く。

YouTubeを見る。

散歩する。

妻と昼ご飯を食べに行く。

旅行に行く。

どれも、

「これをやるために早期退職するんだ」

と決めていたことではありません。

時間ができたから、興味を持ったことをやっている。

それだけです。

そして7年たった今も、

「やることがなくて困った」

とは思っていません。

「暇だから、もう一度働きたい」

と思ったこともありません。

だからといって、誰でも同じとは思わない

では、

「早期退職後にやりたいことなんて、何も考えなくていい」

と人に勧めるか。

そこまでは言えません。

私の場合は大丈夫でした。

何も決めずに辞めましたが、辞めてから勝手に興味のあるものを見つけました。

でも、すべての人が同じとは限りません。

会社を辞めた途端に、

「やることがない」

「毎日暇で仕方がない」

となる人もいるでしょう。

そういう人なら、辞める前に何か見つけておいたほうがいいのかもしれません。

これは人によるので、私には分かりません。

ただ、

「早期退職したいんですが、辞めた後にやりたいことがないんです。辞めても大丈夫でしょうか?」

と聞かれたら、私は少し不思議に思うかもしれません。

それくらい迷う余裕があるのなら、

無理に辞めなくてもいいんじゃないか。

私はそう思います。

私は何かを成し遂げるために会社を辞めたわけではない

私の場合は、

「早期退職したら、こんな素晴らしい第二の人生を送りたい」

と思って辞めたわけではありません。

もっと単純です。

会社を辞めたかった。

そのためにお金を準備した。

そして辞めた。

それだけです。

辞めた後に時間ができて、その中で自分が興味を持ったことをやっている。

だから、毎日を有意義に過ごさなければならないとも思いません。

今日は投資について調べた。

今日は家庭菜園をした。

今日は妻と昼ご飯を食べに行った。

今日は一日YouTubeを見ていた。

どれでもいいと思っています。

何か成果を残さなければ、その一日には価値がない。

私はそんなふうには思いません。

一日YouTubeを見て終わったとしても、

その日にそれをやりたかったのであれば、それでいい。

そして何より、

別に1日潰したって、翌日も時間があります。

私にとって早期退職で手に入れたものは、単に「自由な時間が増えた」ということだけではないのかもしれません。

「今日という一日を有意義に使わなければならない」

そんな焦りから解放されたことも、早期退職してよかったことの一つなのだと思います。

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