早期退職したいけどお金が不安。49歳で会社を辞めた私が考えたこと

時間の使い方・マインドセット

「仕事を辞めたい。でも、お金のことを考えると怖くて辞められない」

早期退職を考えている人なら、一度はこんなことを考えるのではないでしょうか。

私も49歳で会社を辞めました。

ただ、私の場合は、会社を辞める直前になって、

「本当に辞めて大丈夫かな」

と、それほど迷った記憶はありません。

それよりも、

とにかく会社を辞めたかった。

こちらの気持ちの方が強かったです。

だからといって、何も考えず勢いだけで会社を辞めたわけではありません。

私は退職する前にライフプランを作りました。

そして、

「この資産で100歳まで生活できるのか」

を計算しました。

その結果、退職時に約4,500万円あれば、何とか生活していけそうだと判断しました。

だから辞めました。

今回は、早期退職したいけれど「お金が不安で決断できない」という人に、私が思うことを書いてみたいと思います。

自分で決められないなら、今は辞めなくてもいいと思う

もし、

「早期退職した方がいいでしょうか?」

と私が相談されたら、簡単に、

「辞めた方がいいですよ」

とは言いません。

むしろ、本当に辞めていいのか自分でも決められないのであれば、今はそのまま働いておいてもいいのではないかと思います。

会社を辞めて、

「やっぱり辞めなければよかった」

と思っても、元の会社、元の立場、元の給料にそのまま戻れるとは限りません。

一方、会社で働き続けて、

「やっぱりどうしても辞めたい」

という気持ちが強くなったのであれば、そのときに辞めることもできます。

今、自分で決断できないのであれば、もしかすると、そこまで仕事がつらくないのかもしれません。

あるいは、そこまで強く辞めたいと思っていないのかもしれません。

だったら、無理に早期退職する必要もないと思います。

早期退職した私は、別にすべての人に早期退職を勧めたいわけではありません。

働きたい人は働けばいいし、働き続けることに納得しているのであれば、それでいい。

自分の人生ですから、自分で決めればいいと思っています。

ただし「お金が不安で辞められない」なら話は少し違う

一方、

「仕事は本当に辞めたい。でも、お金が不安だから辞められない」

という場合は、少し話が違います。

この場合、私ならまず、

「お金の何が不安なのだろう?」

と考えます。

「お金が不安」という言葉は、ものすごく曖昧だからです。

何も計算していないけれど、収入がなくなるのがなんとなく怖い。

本当に老後のお金が足りない気がする。

給料が毎月振り込まれなくなることが怖い。

予想外の大きな出費があったらどうしようと思う。

100歳まで生きたらお金がなくなるのではないか。

同じ「お金が不安」でも、原因によって対策は変わります。

だから、まずは、

自分はいったい何を怖がっているのか。

そこを突き詰めて考えた方がいいと思います。

なんとなく不安なら、まずライフプランを作ってみる

何も計算していないけれど、なんとなくお金が不安。

そういう人なら、私はまずライフプランを作ってみることをおすすめします。

今いくら資産があるのか。

年間いくらで生活しているのか。

退職したら、いくら必要なのか。

年金はいくらもらえそうなのか。

これから住宅の修繕や車の買い替えなど、大きな支出はいくらありそうなのか。

そして、100歳くらいまで生きると仮定したら、今の資産で足りるのか。

実際に数字にしてみる。

すると、

「お金が足りないと思っていたけれど、計算してみたら意外と大丈夫だった」

ということもあるかもしれません。

逆に、

「やっぱり足りない」

という結果になることもあるでしょう。

どちらでもいいと思います。

大切なのは、

「なんとなく不安」を「具体的な数字」に変えることです。

本当にお金が足りないなら、辞めなければいい

例えばライフプランを作った結果、

「今会社を辞めると、あと1,000万円足りない」

と分かったとします。

だったら、その1,000万円をどうするか考えればいい。

私だったら、おそらく会社で働き続けたと思います。

私は会社を辞めたかったです。

それでも、もし退職時に、

「あと1,000万円ないと将来お金が足りない」

と分かっていたのであれば、その1,000万円を貯めるまで働いた可能性が高いです。

転職する方法もあります。

でも、転職したからといってストレスが減るとは限りません。

今の会社より楽になるかもしれない。

反対に、もっとつらい会社に入ってしまうかもしれない。

少なくとも、今いる会社なら、どのくらいストレスがあるのかは分かっています。

だったら私の場合は、

「あと1,000万円」

というゴールまで、今の会社で働く方を選んだと思います。

「あと3年」と分かるだけでも違う

ただ、同じ会社で働くとしても、

「いつまで働かなければいけないんだろう」

と思いながら働くのと、

「あと3年で辞められる」

と思って働くのでは、気持ちは違うと思います。

私だったら、

「あと3年で終わりだ」

と思えれば、少しは気持ちが楽になったと思います。

漠然と65歳まで働く。

周りが働いているから自分も働く。

老後がなんとなく不安だから働く。

そうではなく、

「私はあと1,000万円必要だから働いている」

となる。

そして今の貯蓄ペースなら3年。

ゴールが見えるわけです。

これは大きいと思います。

3年を少しでも短くする方法を考える

そして私だったら、もう一つ考えると思います。

「本当に3年働かなければいけないのか?」

ということです。

あと1,000万円必要だからといって、そのすべてを労働だけで作る必要はありません。

貯めているお金の一部を投資に回して、お金にも働いてもらう。

あるいは、会社以外から収入を得られる方法を考えてみる。

生活費を見直して、早期退職に必要な金額そのものを少なくできないか考える方法もあります。

もちろん、投資をすれば必ずお金が増えるわけではありません。

反対に減って、早期退職が遠のく可能性もあります。

だから、生活に必要なお金まで投資するようなことは、私はしない方がいいと思います。

それでも、

自分が働いてお金を増やすだけではなく、お金にも働いてもらう。

そうすることで、会社を辞められる日を少しでも早くできないか。

私なら考えると思います。

私は「辞めたい」だけで会社を辞めたわけではない

私は49歳で会社を辞めました。

仕事は、とにかく辞めたかった。

だから、「辞めたいか、辞めたくないか」で言えば、答えは決まっていました。

それでも、辞めたいという気持ちだけで早期退職したわけではありません。

ライフプランを作りました。

100歳までのお金を計算しました。

そして、約4,500万円あれば何とか生活できそうだと判断しました。

だから辞めました。

もしそこで、

「あと1,000万円必要です」

という結果が出ていたら、おそらく私は会社を辞めていません。

嫌でも働いたと思います。

ここは、私にとって大切なところです。

仕事が嫌だから辞める。

それだけではありません。

仕事は辞めたい。そして、お金の面でも辞められる。

この二つがそろったから、私は早期退職しました。

不安は「なくす」のではなく、正体を調べて対策する

早期退職を考えると、不安になるのは普通だと思います。

ただ、

「不安だから辞められない」

だけでは、何年たっても同じかもしれません。

だったら、その不安をもう少し詳しく見てみる。

私は何が不安なのか。

なんとなく不安なのか。

本当にお金が足りないのか。

収入がなくなることが怖いのか。

予想外の支出が怖いのか。

それが分かれば、次は、

「その不安に対して、自分に何ができるのか」

を考えることができます。

ライフプランを作る。

必要な資産額を計算する。

もう少し働く。

貯金を増やす。

投資する。

退職後の収入源を作る。

今の会社がつらすぎるなら、別の働き方を考える。

不安の中身が分かれば、対策できることは意外とあると思います。

早期退職は、勢いで決めなくてもいい

私は早期退職して7年以上になります。

今振り返っても、会社を辞めたことを後悔していません。

むしろ、もっと早く辞められたらよかったと思うくらいです。

でも、だからといって、

「仕事が嫌なら、みんな早期退職した方がいい」

とは思いません。

自分で辞めると決められないのであれば、今は働き続けてもいい。

働きながら考えればいい。

ただ、お金が不安だから決められないのであれば、その「不安」という言葉だけで終わらせない方がいいと思います。

何が不安なのかを考える。

ライフプランを作る。

数字にする。

そして、その数字に対して自分に何ができるのかを考える。

その結果、

「まだ1,000万円足りない」

と分かったのなら、そこまで働くのも一つの答えです。

「もう十分足りている」

と分かったのなら、そのとき改めて自分に聞けばいい。

それでも私は、会社で働き続けたいのか。

私はその答えが「辞めたい」だったので、49歳で会社を辞めました。

早期退職するかどうかを他人に決めてもらう必要はないと思います。

自分の不安の正体を調べて、一つずつ対策していく。

その先で、

「これなら辞めても大丈夫」

と自分で思えたときが、その人にとって会社を辞めるタイミングなのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました