お金と時間だけでは足りない。やりたいことには「タイミング」があると思う

リアルな日常・趣味・旅行

早期退職して7年以上が経ちました。

会社員だった頃に比べれば、今は自由に使える時間がたくさんあります。

だから、

「会社を辞めたら、やりたいことが何でもできるようになったでしょう」

と思われるかもしれません。

でも、実際にはそうでもありませんでした。

時間があっても、できないことはあります。

最近、そんなことを考えるようになりました。

会社を辞めたら、やってみたいことがあった

私は釣りが趣味です。

会社員だった頃、時間が自由になったらやってみたいと思っていたことがありました。

車で県外まで出かけて、いろいろな場所で釣りをする。

私は防波堤で釣るので、各地の防波堤を探して、近くのホテルに泊まりながら何日もかけて釣って回る。

そんなことをやってみたいと思っていました。

会社員をしていたら、なかなかできません。

2泊3日の旅行というより、もっと時間をかけて、いろいろな場所を回ってみたかったのです。

そして49歳で会社を辞めました。

時間はできました。

ところが、結局その釣り旅には行きませんでした。

やらなかったのではなく、できなかった

「せっかく早期退職したのに、なぜ行かなかったのか」

今考えても、理由ははっきりしています。

当時は母がいたからです。

病院に連れて行ったり、買い物に連れて行ったりする必要がありました。

私が車で何日も出かけてしまえば、それができません。

それに、妻を家に残して、自分一人だけ長期間遊びに行くというのも、私にはやりにくいことでした。

だから、行かなかったというより、

行きたくても、できなかった。

というほうが正しいと思います。

今振り返って、「あのとき無理をしてでも行けばよかった」と後悔しているかというと、そうでもありません。

あのときは、物理的に難しかった。

もし行っていたら、妻から怒られていたかもしれません(笑)。

だから、仕方なかったと思っています。

できるようになった今、気持ちは少し変わった

今は母もいなくなり、以前とは状況が変わりました。

では、今すぐ釣り旅に行きたいか。

そう聞かれると、会社員だった頃ほど強くは思わなくなっています。

まったく行きたくないわけではありません。

妻が実家に1週間か2週間帰るようなことがあって、季節や天気も良ければ、

「ちょっと行ってみようかな」

と思うかもしれません。

県外の防波堤を探して、その近くのホテルに泊まりながら1週間くらい釣って回る。

今でも、そんなことをやってみたい気持ちは少し残っています。

ただ、実際にそのタイミングが来たときに、本当に行くかどうかは分かりません。

そのときになってみないと、自分でも分からないのです。

妻に「1週間ください」と言えばいいのだけれど

たぶん妻に、

「1週間くらい、一人で釣りに行ってきてもいい?」

と言えば、「いいよ」と言ってくれると思います。

でも、それで私が100%晴れ晴れした気持ちで釣りを楽しめるかというと、そうではないんですよね。

どこかに引っかかるものがあると思います。

ところが、妻が実家に帰っていて、もともと私一人で過ごす1週間ができたとします。

そうなれば話は違います。

私にとっては100%フリーの時間になります。

「じゃあ、この間に釣りに行こう」

となるかもしれません。

今は、そんなタイミングが来るのを待っているような状態です。

やりたいことには「タイミング」がある

釣り旅のことを考えていて思ったのですが、やりたいことにはタイミングがあるのではないでしょうか。

やりたいことを実現するには、お金だけあればいいわけではありません。

時間だけあればいいわけでもありません。

自分の体力も必要です。

家族の状況もあります。

人間関係もあります。

そして、自分自身の「やりたい」という気持ちも変わります。

全部が同時に揃う時期というのは、意外と短いのかもしれません。

私の場合、会社を辞めて時間ができたときには、母のことがありました。

その問題がなくなった今は、昔ほど釣り旅への気持ちが強くありません。

人生とは、なかなかうまくできていないものです。

だから今、北海道旅行を計画している

今、妻と北海道旅行を計画しています。

その次には、宮古島にも行ってみようかと考えています。

まだ行ってはいませんが、計画は立てています。

なぜ今なのか。

母のことを経験したこともあります。

今なら、私たち夫婦にはまだ旅行を楽しめる体力があります。

旅行に使えるお金もあります。

そして、妻の両親も今は元気です。

でも、これが5年後だったらどうでしょう。

妻の両親に介護が必要になっているかもしれません。

そうなれば、妻が長期間家を空けることが難しくなる可能性もあります。

もちろん、私たち自身が今と同じように元気だという保証もありません。

だから私は、

もしかすると、この数年が一番動ける時期なのかもしれない

と思っています。

「5年後に行けばいい」とは思わなくなった

北海道は逃げません。

5年後でも北海道はあります。

でも、5年後の自分たちが今と同じとは限りません。

お金があっても、体力がないかもしれない。

自分が元気でも、家族の事情で動けないかもしれない。

時間ができた頃には、そもそも行きたいと思わなくなっているかもしれない。

私の釣り旅が、まさにそうでした。

だから、今行けるのであれば、わざわざ5年後に延期する必要はないと思っています。

できないときは、できない。それでいい

だからといって、

「やりたいことは今すぐ全部やるべきだ」

と言いたいわけではありません。

そんなことは現実にはできません。

私自身、釣り旅をやりたくてもできませんでした。

あのときの私に、

「人生は一度きりなんだから、母のことは置いて釣りに行けばよかったじゃないか」

とは思いません。

できないときは、できない。

それは仕方がありません。

ただ、やりたいことがあって、今それができる条件も揃っているのであれば、私はできるだけやっておきたいと思っています。

なぜなら、その条件がいつまで続くか分からないからです。

「いつか」は、本当に来るのだろうか

若い頃には、

「時間ができたら」

「お金に余裕ができたら」

「仕事を辞めたら」

「老後になったら」

と思うことがあります。

でも、その「いつか」が来たときに、ほかの条件まで揃っているとは限りません。

私も会社を辞めれば釣り旅ができると思っていました。

実際には、そうではありませんでした。

そして今、以前より自由に動けるようになったら、今度は自分の気持ちが少し変わっています。

もしかすると、このまま釣り旅をしないかもしれません。

そのときになって、

「あのとき妻に正直に、1週間だけ時間をくださいと言っておけばよかった」

と後悔する可能性もあります。

でも、今それを言えるかというと、やっぱり言えないんですよね。

難しいものです。

だからこそ私は、すべてのタイミングが揃ったときは、その機会をできるだけ大切にしたいと思っています。

北海道旅行も、その一つです。

5年後ではなく、今。

今の私たちには時間があり、体力があり、家族の状況も許している。

だったら、行けるときに行っておこう。

最近は、そんなふうに考えています。

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