早期退職して、お金の使い方が変わった

時間の使い方・マインドセット

「早期退職(FIRE)のために一生懸命お金を貯めてきたけれど、退職した後はそのお金をどう使えばいいんだろう?」

会社員時代、私は「とにかく1円でも多く貯金して早く自由になりたい」という一心でお金を蓄えてきました。ライフプランシートを作成し、4,500万円という目標額に達したことで無事に早期退職を果たすことができました。

しかし、実際に仕事を辞めて自由な時間を手に入れたとき、お金に対する考え方が大きく変わったのです。

それは、「お金は貯めること以上に、人生を楽しむために『使うこと』が大切なんだ」ということです。

今回は、早期退職をして初めて気づいた「お金の使い方」に対する意識の変化と、資産を減らさずに人生を充実させるお金との付き合い方についてお伝えします。

1. 会社員時代は「お金を使う罪悪感」があった

会社員だった頃の私は、常に将来への不安や早期退職への憧れから、お金を使うことに慎重でした。

  • 欲しいものがあっても、本当に必要でなければ我慢する
  • 外食や旅行の回数は最小限に抑える
  • 毎月手元に残ったお金を愚直に貯蓄や投資に回す

この「先取り貯金」と節約の努力があったからこそ4,500万円という資産を作ることができたので、この行動自体は間違いではありませんでした。

しかし、退職した後にふと我に返ったのです。 「私は、死ぬまで一円も使わずに資産を残すために貯めてきたわけじゃない」と。

2. 退職後に変わった「お金の使い方」3つの変化

仕事を辞めて「仕事に戻らなければならないプレッシャー」から解放されたことで、お金を使うことへの抵抗感が薄れ、ポジティブに使えるようになりました。

① 夫婦での旅行に心置きなく使えるようになった

妻と年に数回、湯布院や嬉野温泉などの温泉地へ出かけるようになりました。会社員時代は「旅行が終わったらまた地獄のような仕事が待っている」という思いが頭の片隅にありましたが、今は心から温泉や食事を堪能できます。

② 日常のちょっとした外食を気軽に楽しめるようになった

特別な高級レストランでなくても、妻とふらっとファミレスへランチに行くだけで十分な息抜きになります。「今日は外で食べようか」と気軽に出かけられる心のゆとりが生まれました。

③ 「人生が楽しくなるか」を基準にお金を使えるようになった

「これ買ったら貯金が減ってしまう」というマイナス思考から、「これを使ったら自分の人生や思い出が豊かになるか?」というプラス思考へ変わりました。

3. 「いつか使おう」では遅すぎる理由

早期退職をして特に強く感じるようになったのは、「『いつか使おう』と後回しにしていると、その『いつか』は来ないかもしれない」ということです。

老後資金を残しておくことはもちろん重要ですし、無駄遣いをして資産を枯渇させるわけにはいきません。

しかし、どれだけお金があっても、年齢を重ねて体力が衰えてしまえば、行きたい場所に旅行へ行くことすら難しくなってしまいます。

お金と時間のトレードオフ 将来のための備え(貯蓄・運用)と、「今しかできない体験(旅行や趣味)」への支出。この2つのバランスを意識して、今の自分自身を楽しむことにもお金を投資することが大切です。

4. 資産を減らさずに使う「増やすと使うの好循環」

「お金を使ったら資産が減ってしまう」という不安を解消するために、我が家では資産運用で得られた利益(インカムゲイン等)を活用する仕組みを取り入れています。

ライフプランシートの段階では投資利益を「ゼロ」として計算し、確実な年金と手持ち資産だけで生活が成り立つベースを作りました。

その上で、日々の資産運用(オプション取引やリピート型FXなど)で生まれた利益を、以下のように循環させています。

【お金の好循環モデル】
1. 確実なベース(年金+貯蓄)で基本生活費をカバー
2. 資産運用で利益(プラスalpha)を発生させる
3. 得られた利益を「旅行・外食・趣味」に使う
4. 余った分は再び運用に回して資産を育てる

この「増やす」と「使う」のバランスが取れるようになると、お金を減らす恐怖を感じることなく、人生の満足度を劇的に高めることができます。

まとめ:4,500万円は「自由と人生を楽しむためのパスポート」

早期退職するまでに貯めた4,500万円は、単なる預金通帳の数字ではありません。 会社員という拘束から抜け出し、「自分の人生を自由につかうためのパスポート」でした。

お金は持っているだけでは生活を豊かにしてくれません。使って初めて、美味しいものを食べたり、素敵な思い出を作ったりすることができます。

  • 貯める時期には、しっかり節約と蓄財に励む
  • 早期退職後は、資産を守りつつ「どう楽しく使うか」にシフトする

「せっかく自由になったんだから、少しくらい人生を楽しんでもいいはず」。 そう思えるようになったことこそが、早期退職を果たして得られた本当の豊かさなのかもしれません。

これから早期退職を目指す方も、ただお金を貯めるだけでなく「退職後にそのお金でどんな体験をしたいか」をぜひイメージしてみてください。

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