早期退職後、思っていたよりお金がかかったものは?7年以上暮らして分かった計画外の支出

資金計画・ライフプラン

早期退職を考えている方から、「退職後、思っていたよりお金がかかったものは何ですか?」と聞かれたら、私の場合は旅行費が最初に思い浮かびます。

49歳で早期退職してから7年以上が経ちました。退職前には100歳までのライフプランを作り、生活費だけでなく、旅行や家の修繕、家電の買い替えなども計画していました。

それでも、実際に暮らしてみると、計画よりお金がかかったものや、そもそも計画から抜けていたものがあります。

今回は、私が実際に経験した計画外の支出について書いてみたいと思います。

旅行費は年間25万円の計画だった

退職前のライフプランでは、旅行費を年間25万円としていました。

当時は、夫婦で年に2回くらい旅行に行ければいいかなと考えていました。1人1泊3万円、2人で2泊すると12万円。それを年2回で24万円なので、年間25万円という計算です。

ところが、今年は旅行の回数が増えました。

特に、妻の両親のところへ子供や孫を連れて行く旅行があり、人数も宿泊日数も増えました。そのほかの旅行も含めると、今年の旅行費は現時点で約60万円になっています。

年間25万円の計画に対して、約35万円のオーバーです。

予算を超えたけれど、後悔はしていない

では、旅行にお金を使いすぎたと後悔しているかというと、特にそういう気持ちはありません。

旅行は、年を取ればなかなか行けなくなるかもしれませんし、今と同じようには楽しめなくなるかもしれません。

今回の旅行には、妻の両親のところへ孫を連れて行くという目的もありました。これも、今だからこそできることだと思います。

もちろん、予算を超えてもいくらでも使っていいというわけではありません。ただ、今回はやってよかったと思っています。

ライフプランを作ったときには、将来どんな旅行をするのか、家族がどのような状況になっているのかまでは分かりません。実際に暮らしてみると、計画を立てた当時とは違うお金の使い方をしたくなることもあるのだと思います。

エアコンの買い替え費用が計画から抜けていた

旅行以外で大きかったのは、エアコンの買い替えです。

昨年、エアコンを3台買い替えて、約40万円かかりました。

実は、退職前のライフプランでは、冷蔵庫や洗濯機、給湯器などの買い替えは考えていたのですが、エアコンの買い替え費用が抜けていました。

家電の買い替え費用を計画していたつもりでも、すべてを漏れなく入れるのは難しいものですね。

今回買い替えたエアコンは、すでに10年以上使用していました。故障したわけではありませんが、2027年以降の省エネ基準の変更によってエアコンの価格が上がる可能性があるという話もありました。

古くなってきたことと、今後の価格上昇の可能性を合わせて考え、そろそろ買い替えた方がいいのかなという結論になりました。

結果として、計画していなかった約40万円の支出になりました。

子供への金銭的な支援もあった

もう一つは、我が家特有の事情かもしれませんが、子供への金銭的な支援です。

退職後、子供への支援が必要になり、まとまった支出がありました。これは退職前のライフプランには全く入っていなかった費用です。

家族への支援については、それぞれの家庭の事情や考え方があると思いますので、今回は詳しく書きません。ただ、こうした家族に関する予想外の支出もあるということは、実際に経験して感じたことです。

計画外の支出は投資利益から支払っている

では、旅行費の予算超過やエアコンの買い替え、子供への支援によって、ライフプランが大きく変わったのかというと、今のところほとんど影響はありません。

私の場合、これらの計画外の支出は、投資から得られた利益で支払っています。

退職前に作ったライフプランでは、投資利益は不確定なものなので、将来の収入として計算に入れていませんでした。そのため、実際に投資で利益が得られた分を、こうした支出に充てることができています。

ただし、投資利益は毎年必ず得られるものではありません。今後も同じように利益が出るとは限りませんので、投資収入があることを前提に、いくらでも支出を増やしてよいとは考えていません。

投資利益がなければ、支出を調整していたと思う

もし投資利益が出ていなかったら、今回のような計画外の支出にどう対応していたのか。

その場合は、どこかの支出を削ったり、時期をずらしたりしていたのではないかと思います。

例えば、急ぐ必要のない家の修理を少し先に延ばしたり、車の買い替え時期をずらしたりすることも考えられます。

実際にどの支出を調整するかは、そのときの状況によるので、今は分かりません。

ライフプランは一度作ったら絶対にその通りにしなければならないものではなく、実際の生活に合わせて調整していくものだと思っています。

今なら、生活費をもう少し多めに計画するかもしれない

退職前の自分に何か伝えるとしたら、もう少し余裕を持った生活費で計画しておいてもよかったかなと思います。

私のライフプランでは、年間の基本的な生活費を200万円としていました。国民年金や国民健康保険、生命保険、旅行費、家の修繕、家電の買い替えなどは別に計算しています。

この生活費を、例えば220万円や250万円にするなど、数十万円でも多めに見積もっておけば、少しずつ余裕が生まれます。

実際の生活費が計画より少なく済めば、その差額を残しておくことができます。そうすれば、突発的に何十万円か必要になったときにも、対応しやすくなるのではないかと思います。

もちろん、生活費を多く見積もれば、その分だけ早期退職に必要な資金も増えます。どのくらい余裕を持たせるかは、退職時の資産や年金、今後の収入などによって違うでしょう。

ただ、実際に7年以上暮らしてみて、計画外の支出はどうしても出てくるものだと感じています。

すべてを予測することはできない

退職前にどれだけ細かくライフプランを作っても、将来の支出をすべて予測することはできません。

旅行の回数が増えることもあれば、家電の買い替えが必要になることもあります。家族の事情によって、思いがけないお金が必要になることもあります。

私の場合は、今のところ投資利益で対応できているため、ライフプランへの影響はほとんどありません。しかし、もし利益がなければ、そのときの状況に合わせて支出を調整していたと思います。

早期退職を考えている方は、生活費をできるだけ正確に計算することも大切ですが、少し余裕を持たせておくことも考えてみてはいかがでしょうか。

そして、計画通りにいかないことがあっても、その都度、何を優先するのかを考えて対応していく。

私自身も、これから先にどんな支出があるのかは分かりません。ライフプランを基本にしながら、実際の生活に合わせて調整していきたいと思っています。

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