早期退職して7年。ようやく自分に合った投資手法に出会えた

オプション取引

2019年3月に早期退職してから、7年以上が経ちました。

退職してからも株式投資を続けてきましたが、これまでいろいろな投資手法を試してきました。

個別株のスイングトレード、CFD、そして現在のオプション取引です。

その中で、ようやく自分に合った投資手法に出会えたと思っています。

それが、オプション取引を利用したホイール戦略です。

今年は、このオプション取引で約600万円のプレミアム収入を得ることができました。

金額にも十分満足していますが、それ以上に大きいのは、精神的な安定感です。

今回は、これまでの投資経験を振り返りながら、なぜ今の投資手法が自分に合っていると感じているのかを書いてみたいと思います。

早期退職後、いろいろな投資手法を試してきた

早期退職した当初から、今のようにオプション取引をしていたわけではありません。

最初は、個別株のスイングトレードを中心に取引していました。

その後、CFDを利用した取引も始めました。

それぞれの投資手法で利益を得ることはできましたが、今振り返ると、精神的な負担もあったように思います。

特に個別株の場合、株価が大きく下落したときが問題です。

一度大きく下がった株価が、必ず元の水準に戻るとは限りません。

企業によっては、業績が悪化したまま、長期間株価が低迷することもあります。

そうしたことを考えると、個別株を持ち続けることには不安がありました。

もちろん、今の投資手法なら損失が出ないというわけではありません。

それでも、これまで経験してきた投資手法と比べると、現在のホイール戦略は自分に合っていると感じています。

今年は約600万円のプレミアム収入

現在は、半導体関連のレバレッジETFであるUSDを使って、オプション取引をしています。

USDは、半導体関連指数の日々の値動きの2倍を目指すETFです。

私が行っているのは、主にプットオプションを売り、現物株を引き受けた場合には、その株を利用してコールオプションを売るホイール戦略です。

オプションを売ることで、プレミアムを受け取ることができます。

今年は、このプレミアム収入が約600万円になりました。

これまでの投資経験の中でも、非常に大きな金額です。

ただ、私自身、投資が急に上手くなったとは思っていません。

相場の先行きを正確に予測できるようになったわけでもありません。

大きなプレミアムを得られる投資手法を知り、それを利用するようになったことが、収入増加の大きな理由だと思っています。

なお、プレミアム収入が600万円あったからといって、保有株の評価損益まで含めた運用全体の利益が600万円という意味ではありません。

現物株を保有すれば、当然、株価の下落による含み損が発生することもあります。

その点は分けて考えています。

利益以上に大きいのは、精神的な安定感

私が現在の投資手法を気に入っている理由は、利益の大きさだけではありません。

精神的に楽になったことも大きな理由です。

以前と比べると、チャートを見る時間もかなり減りました。

今は、あらかじめ作成した計画表をもとに、おおむね月に一度のペースで取引しています。

毎日、株価が上がるか下がるかを予想しながら売買するわけではありません。

もちろん、相場が気にならないわけではありませんが、以前より落ち着いて投資に向き合えていると思います。

早期退職したのは、自由な時間を手に入れたかったからです。

せっかく会社を辞めたのに、毎日相場に振り回されていては、何のために退職したのか分かりません。

その意味でも、今の投資手法は、早期退職後の生活に合っていると感じています。

大暴落したときに、打つ手がなくなるのが怖い

私は、投資をするときに、大きく下落した場合のことを考えるようにしています。

今の投資でも、最も気にしているのは大暴落です。

ただ、単に含み損が増えることだけを心配しているわけではありません。

一番避けたいのは、相場が大きく下がったときに、打つ手がなくなってしまうことです。

そこで、現在は直近高値からの下落率に応じて、プットを売る価格を段階的に設定しています。

例えば、直近高値から10%、20%、30%と下落した水準に、それぞれ資金を割り当てていく考え方です。

最初からすべての資金を使うのではなく、さらに下落した場合にも対応できるようにしています。

この計画表は、ChatGPTにも相談しながら、具体的な数字に落とし込みました。

大暴落が起きるかどうかは分かりません。

どこまで下落するのかも分かりません。

それでも、事前に資金配分を考えておけば、少なくとも何も考えずに相場を迎えるよりは、落ち着いて対応できると思っています。

私にとっては、これが精神的な安心感につながっています。

半導体産業の将来に期待している

現在、私がUSDを取引対象にしているのは、半導体産業の将来に期待しているからです。

AIの普及などを考えると、これからも半導体の需要は増えていくのではないかと考えています。

もちろん、これは私個人の見通しです。

半導体産業が成長したとしても、USDの価格が必ず上昇するとは限りません。

特にUSDは日次2倍のレバレッジETFなので、相場の値動きによっては、大きな損失が発生する可能性もあります。

それでも、私は個別企業の株式よりも、半導体関連企業に分散されたETFのほうが、自分には向いていると考えています。

個別企業の場合、業績悪化によって株価が長期間回復しないこともあります。

一方、指数に連動するETFであれば、構成銘柄が入れ替わる仕組みがあります。

だからといって安心しきっているわけではありませんが、私自身は半導体産業全体に投資する考え方を気に入っています。

大きく下落したときには、現物株の値上がり益も狙いたい

今後、試してみたいこともあります。

それは、大きく下落したときに引き受けた現物株のすべてを、カバードコールに回さないという方法です。

例えば、保有株の半分を使ってコールを売り、残りの半分はそのまま保有することを考えています。

そうすれば、コールのプレミアムを得ながら、現物株の値上がり益も狙えます。

USDは日次2倍のレバレッジETFです。

大きく下落した後に強い上昇相場が来れば、現物株の価格が大きく上がる可能性があります。

例えば、500万円分の現物株を保有していて、その評価額が2倍になれば1,000万円、3倍になれば1,500万円です。

もちろん、反対に大きく値下がりする可能性もありますし、必ず2倍、3倍になるという話ではありません。

ただ、こうした上昇の可能性を残しておくのは、面白い戦略だと思っています。

もし大きな利益が出た場合には、どこかで売却するかもしれません。

その利益を再投資するのか、国債などに回すのかは、まだ決めていません。

そのときの状況を見ながら考えたいと思っています。

投資資金そのものを増やすつもりはない

今年は約600万円のプレミアム収入がありましたが、だからといって、さらに投資資金を増やそうとは考えていません。

今の投資資金の範囲内で、運用を続けるつもりです。

ただし、利益を伸ばすために何ができるのかは、これからも考えていきたいと思っています。

資金を増やすことと、運用方法を工夫することは別の話です。

今の資金で、どのように運用すれば自分が納得できる結果を得られるのか。

そのことを考えるのも、投資の楽しみの一つになっています。

来年も600万円稼げるとは思っていない

今年のプレミアム収入には十分満足しています。

ただ、来年も同じくらいの収入が得られるかどうかは分かりません。

それは相場次第です。

大暴落して株価が低迷すれば、あまり稼げないかもしれません。

反対に、コロナショックのように一時的に大きく下落した後、急激に上昇する相場になれば、今年以上の利益を得られる可能性もあると考えています。

場合によっては、1,000万円、あるいは2,000万円規模の利益につながるような相場もあるかもしれません。

もちろん、そうなると予測しているわけではありません。

今後の相場がどうなるかは、誰にも分かりません。

だからこそ、毎年一定の利益が得られることを前提に、生活を組み立てないようにしています。

私のライフプランでは、投資収入はゼロ

これは早期退職した当初から変わっていない考え方です。

私は早期退職する前に、100歳までのライフプランを作成しました。

そのとき、投資から得られる収入はゼロとして計算しました。

投資収入がなくても生活できるように、資金計画を立てたわけです。

ですから、私にとって投資収入は、あくまでも臨時収入です。

今年600万円のプレミアム収入があったからといって、来年も600万円入ってくるものとして生活することはありません。

仮に来年の利益が100万円程度になったとしても、もともとのライフプランには影響しません。

この考え方も、安心して投資を続けられる理由の一つだと思っています。

投資収入のおかげで、貯金があまり減らない

今年のプレミアム収入が約600万円だったとしても、その全額を自由に使えるお金とは考えていません。

私は、翌年の税金に備えて、おおむね3割程度を確保するようにしています。

600万円であれば、約200万円です。

残りの約400万円を、生活費などに使える資金として考えています。

もっとも、その400万円をすべて使っているわけではありません。

普段の生活費に充てたり、旅行に使ったりしていますが、使わなかったお金は手元に残ります。

その結果、早期退職してからも、貯金があまり減らずに済んでいるのだと思います。

来年は、宮古島と北海道への旅行を考えています。

こうした旅行ができるのも、投資収入があったからこそだと思います。

もちろん、無計画にお金を使うつもりはありません。

ライフプランを大きく崩すことなく、やりたいことにお金を使える。

それが、今の私にとって、投資収入の大きなメリットです。

もっと早くホイール戦略を知りたかった

今の投資手法について、一つ思うことがあります。

それは、もっと早く知りたかったということです。

早期退職して、ある程度の資金があったときに、この方法を知っていれば、もっと楽になっていたかもしれません。

ただし、会社員時代からこの方法を知っていたとしても、早期退職の時期はそれほど変わらなかったと思います。

オプション取引には、ある程度まとまった資金が必要だからです。

それよりも、もし会社員時代に戻れるなら、インデックス投資の積み立てをもっと早く始めていたらどうだっただろう、と考えることがあります。

資産を作る時期と、作った資産を運用する時期では、自分に合う投資方法も違うのかもしれません。

今までで、一番自分に合った投資手法

これまで、いろいろな投資を経験してきました。

利益が出たこともあれば、思うようにいかなかったこともあります。

その経験を経て、現在のホイール戦略にたどり着きました。

私が今の投資手法を気に入っているのは、利益の大きさだけではありません。

精神的な安定感があり、毎日相場に張り付く必要もなく、自分で考えた計画に沿って運用できることです。

もちろん、これから大きな損失を経験する可能性もあります。

そのときには、今の考え方が変わるかもしれません。

それでも、現時点では、これまで経験してきた中で、最も自分に合っている投資手法だと思っています。

早期退職してから7年以上。

ようやく、そう思える投資手法に出会えました。

これからも、今の投資資金の範囲内で工夫を重ねながら、無理なく続けていきたいと思っています。

そして、投資で得られたお金は、これからの人生を楽しむためにも使っていきたい。

私にとって投資は、お金を増やすことだけが目的ではありません。

早期退職後の自由な暮らしを、より安心して、より楽しく続けていくためのものです。


※この記事は、私個人の投資経験や考え方を紹介したものです。特定の金融商品や投資手法を推奨するものではありません。

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