母が亡くなり、無事に葬儀を終えました。
親の葬儀なんて人生でそう何度も経験するものではありません。今回、実際に喪主側として立ち会って一番気になっていたのは「一体、いくらかかるんだろう?」ということでした。
結論から言うと、かかった費用は以下の通りです。
- 葬儀社への支払額: 660,351円
- お坊さんへのお布施: 200,000円
- 合計額: 860,351円(約86万円)
高いと思うか安いと思うかは人それぞれかもしれませんが、私自身は「この金額で納得して見送ることができて良かった」と思っています。
今回は、実際の費用内訳と、母を見送って強く感じた「葬儀の存在意義」についてお話しします。
1. 葬儀費用86万円のリアルな内訳と「互助会」の割引
母が生前「互助会」に入っていたため、葬儀社選びで迷うことはありませんでした。
しかし、葬儀社が決まっていても、祭壇・お花・棺・衣装・日程などを矢継ぎ早に決めていく必要があり、直後の頭では判断がなかなか大変でした。
最終的に請求された金額は 660,351円 でした。

正直な感想:何もかもが高い。でも…
請求書を見ると、会館・式場使用料、ドライアイス、納棺、司会、料理、返礼品、駐車場誘導係に至るまで、一つ一つにお金がかかります。
特に驚いたのは「お花」です。少しランクを上げるだけで10万円単位で跳ね上がります。普通の買い物なら諦める金額ですが、「お母さんの最後だから、少し良くしてあげたい」という心理が働き、際限なく高くなっていく怖さも実感しました。
互助会に入っていて本当に助かった
今回の請求書では、互助会の会員特典が大きく効いていました。
| 項目 | 割引・特典の内容 |
| 花祭壇 | 通常52万円 ➔ 会員特典で40万円引き |
| 式場・控室使用料 | 会員特典による割引適用 |
| 特典差引合計 | 1,067,000円 の割引表示 |
もちろん、生前に毎月掛金を払っていたわけですが、いざという時に約100万円分の差引が適用され、支払いを大幅に抑えられたのは事実です。「互助会に入っておいてくれて助かった」と心から思いました。
2. お布施20万円と、費用を払えた「母の貯金」
葬儀社への支払いに加え、お坊さんへのお布施として20万円をお渡ししました。
我が家は数年前に檀家をやめていたためお願いできるお寺がなく、葬儀社からお坊さんを紹介していただきました。
- 660,351円 + 200,000円 = 860,351円
この約86万円という費用は、すべて母が残してくれた貯金(約700万円)から支払いました。
もし自分や姉のポケットマネーから捻出せざるを得なかったら、もっとシビアに削っていたかもしれません。「母自身のお金で支払える」という安心感があったからこそ、気持ちに余裕を持って送り出すことができました。
3. 姉との価値観の違い:「豪華さ」ではなく「納得感」
葬儀に対する考え方は、私と姉で少し違いがありました。
- 姉: ある程度お金をかけて、きちんと華やかに送り出したい
- 私: そこまでお金をかけず、シンプルでいい
ですが今回は、できるだけ姉の意見を尊重しました。母の貯金で賄える範囲であり、姉が納得して見送れることが一番だと思ったからです。
終わった今、「もっと安くすればよかった」とも「もっと豪華にすればよかった」とも思いません。「これでよかった」という納得感だけが残っています。
100万円かけたら親孝行で、30万円なら親不孝なんてことはありません。残された家族が納得できるかどうか、それがすべてだと思います。
まとめ:葬儀とは「残された人が大いに悲しむための時間」
以前の私は、葬儀とは「亡くなった人のためにするもの」だと漠然と思っていました。
ですが、実際に母を見送って考えが変わりました。どれだけ豪華な祭壇にしても、どれだけたくさんの花を飾っても、亡くなった母にどう見えているかは分かりません。
葬儀とは、残された人間が「死」を受け入れるために必要な時間なのです。
通夜をし、母の顔を見つめ、思い出を語り、最後に見送る。そのプロセスを一つ一つ踏むことで、残された私たちが「母は本当に逝ってしまったんだ」と現実を確認していくのだと思います。
日常に戻れば、ご飯も食べなければいけないし、生活も続いていきます。だからこそ、通夜と葬儀のときくらいは、大いに悲しみ、泣き、大切な人を思い出す時間にしていい。
そこでしっかり悲しむからこそ、少しずつ前を向いて歩き出せるのだと感じます。
約86万円の費用がかかりましたが、後悔は一切ありません。姉も私も、しっかり納得して母を見送ることができました。
これからご家族を見送られる方の、一つのリアルな目安と心の準備になれば幸いです。


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