会社員だったころ、私は人一倍出世したいと思っていました。
同期の中でかなり早く課長試験を受けたものの、受けた5人のうち「私だけ不合格」。残りの4人は合格して営業所長になっていきました。あのときは本当に悔しかったですし、「自分も営業所長になってみたかったな」という思いは今振り返っても正直にあります。
しかし、早期退職を決意した瞬間から、その悔しさは一瞬で消え去りました。
会社を辞めて7年以上が経った今、他人との比較や出世競争から完全に解放され、「自分のペースで昨日より少し前に進む」という新しい楽しみにたどり着いた理由をお話しします。
1. 会社を辞めると決めたら、肩書きはどうでもよくなった
会社の中にいるときは、課長、営業所長、部長といった肩書きが人生のすべてのように感じられます。
しかし、一歩会社の外に出れば、どんな肩書きも何の役にも立ちません。
💡退職を決めた瞬間、他者との比較は終わる
早期退職すると決めたとき、「会社の中での競争」は自分にとって何の意味も持たなくなりました。誰が出世したか、誰の給料が上がったかを気にする必要もありません。他人と関わらなければ余計な比較も生まれず、心が乱されることもなくなったのです。
2. 「他人との競争」から「自分との競争」へ
会社を辞めたからといって、私が一切の挑戦をやめたわけではありません。ただ、「競争する相手」が他人から自分自身に変わったのです。
| 時代 | 競争の相手 | 心の状態・特徴 |
| 会社員時代 | 他人(同期や同僚) | 相手の評価に嫉妬し、評価されないと腹が立つ(心が乱れやすい) |
| 早期退職後の今 | 自分(昨日の自分・過去の成果) | 自分のペースで成長を楽しめ、誰かを蹴落とす必要もない(心が穏やか) |
今でも私は、投資の知識を高めたり、ブログのPV(閲覧数)を伸ばす工夫をしたり、家庭菜園で去年より立派なキュウリを収穫しようと試行錯誤しています。
これらは誰かに勝つためではなく、「昨日の自分より少しうまくできたか」という小さな自分との勝負です。うまくいかなければ「次はどう改善しようか」と考えればいいだけなので、誰かを妬むこともありません。
3. 営業所長になれなかった人生も、悪くなかった
もしあのとき課長試験に合格して営業所長になっていたら、今とはまったく違う人生を歩んでいたはずです。
「営業所長をやってみたかった」という気持ちに嘘はありませんが、今の人生と比べてどちらが勝ちでどちらが負け、という話ではありません。
- 会社を辞めて出世競争から降りた
- 毎日、投資を考え、ブログを書き、野菜を育てる
- 他人に勝つ必要はなく、今日一日を穏やかに過ごす
他人に勝つことよりも、「今日一日を静かで穏やかに過ごせたこと」。今の私にとっては、それだけで100点満点なのです。
まとめ:他人に勝たなくても、人生は十分に楽しい
50代になり、会社という枠組みから離れると、世の中の多くの争いがちっぽけに見えてくることがあります。
他人と比べて勝った負けたで一喜一憂する人生は疲れてしまいます。
他人に勝つ必要なんてありません。
昨日の自分よりほんの少し前に進めたら、それで十分。
そして何より、今日一日を穏やかな気持ちで過ごせたなら、それが最高の勝利なのだと思います。


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