「会社を辞めると、孤独になるのではないか……?」
「老後に備えて、会社以外の友達を作っておいた方がいいのだろうか……?」
早期退職や定年退職を考えるとき、人間関係や「孤独」への不安を感じる方は少なくありません。
しかし、2019年に会社を早期退職して7年以上が経ち、元同僚との連絡もすっかりなくなった今の私がたどり着いた答えは、「無理に友達を作る必要なんて全くない」ということです。
強がりでも何でもなく、寂しさは1ミリもありません。
今回は、50代の私が「人間関係は深さより距離感」と考え、“友人”ではなく“知り合い”くらいが最も心地よいと感じる理由をお話しします。
1. 会社を辞めれば、関係が疎遠になるのは「自然なこと」
会社員時代、私の人間関係のほとんどは会社の同僚でした。元々一人で行動するのが好きで(釣りなども自分のペースで行くのが好き)、会社以外に特別な友人がいたわけではありません。
退職直後は「飲みに行きましょう」と誘われることもありましたが、2年ほど経つと連絡は自然と途絶えていきました。
これは決して寂しいことではなく、「共通の話題(仕事・会社の人事)」がなくなったからこそ起きる当たり前の現象です。お互いの生活ステージが変われば、自然と距離が開くのはごく自然なことです。
2. なぜ「友人」ではなく「知り合い」がちょうどいいのか?
私にとって「友人」と「知り合い」は明確に違います。
| 関係性 | 特徴と距離感 | 心の負担 |
| 友人 | 自分の生活に深く入ってくる/家族や個人情報も知っている | 誘いを断るのに気を遣う、気苦労が増えることもある |
| 知り合い | 顔や存在を知っている程度/「そこに行けば会える」距離感 | 踏み込まれず、自分のペースと自由を守れる |
「仲良くなればなるほど幸せ」とは限りません。距離が近くなれば楽しいことも増えますが、その分相手に気を遣ったり、自分の生活に干渉されたりするリスクも増えます。
一人で動きたい私にとって、自分のペースを乱されない「知り合い」程度の距離感こそが、最も心地よいのです。
3. 将来もし一人になったら?「その時考えればいい」
現在、私の日常の話し相手はほぼ妻だけです。妻がいればそれで十分ですし、困ることもありません。
では、もし将来、妻が先に亡くなって自分が一人になり、本当に寂しくなったらどうするか?
💡「そこに行けば会える人」がいれば十分
近所の居酒屋に週2回ほど通い、店主や常連さんと「こんばんは」「今日は来ましたね」と声を掛け合う。どうでもいい世間話をして、「じゃあ、また」と帰る。
毎日LINEをする必要も、家庭の事情を深く知る必要もありません。無理に強い絆を結ばなくても、**少しの言葉を交わせる「行きつけの場の知り合い」**がいれば、人間は十分に孤独を和らげることができます。
まとめ:世間の「友達を作りましょう」に惑わされないでいい
50代・60代になると、「老後に備えて人脈を作ろう」「孤独を防ぐためにサークルに入ろう」といったアドバイスをよく耳にします。
しかし、全員がそうする必要はありません。
- 一人で過ごす時間が好きな人
- 人にペースを合わせるのが苦手な人
- 自分の時間と空間を大切にしたい人
そうした人は、世間の言葉に惑わされて無理に友達を作る必要はありません。
今は大切な人と過ごし、将来寂しくなったら「その時」に少し外へ出て、顔見知りと挨拶を交わす。それくらいの「浅く軽やかな繋がり」があれば、人生は十分に豊かで穏やかなものになります。


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