「仕事を辞めたら、毎日暇で退屈するんじゃない?」
早期退職(セミリタイア・FIRE)について話すと、周囲からよくこのように言われます。退職前の私自身も、心のどこかで同じような不安を抱えていなかったと言えば嘘になります。
しかし、実際に早期退職してみると、まったく暇だと感じることはありませんでした。
今回は、明確な「退職後の予定」を持たずに早期退職した私が、実際にどのように毎日を過ごしているのか、そして退職して一番良かったと感じる「心の変化」についてお伝えします。
1. 「やりたいこと」が特になくても毎日が充実する理由
退職前、「退職したら海外旅行にたくさん行く」「新しい趣味を始める」といった明確な目標があったわけではありません。「その時にやりたいことをやればいい」という軽い気持ちでスタートしました。
実際に退職してみると、日々の暮らしの中で自然とやりたいことが生まれていきます。
日常の主な過ごし方
- 資産運用の研究・見直し: リスクを抑えた運用方法や新しい戦略を調べ、実践・分析する
- 家庭菜園: キュウリやトマトの栽培(病気対策や肥料について調べるだけでも時間が充実します)
- 家族との時間・旅行: 家族の買い物や通院のサポート、年に数回の温泉旅行(湯布院や嬉野温泉など)
- 趣味の時間: 釣りをしたり、家でゆっくり読書や調べものをしたりする
特別にスケジュールを詰め込んでいるわけではありません。しかし、気になることを調べて実践しているだけで、驚くほど自然に時間が過ぎていきます。
2. 早期退職で得られた最大のメリット:「仕事思考」からの完全解放
会社員時代を振り返ると、本当に毎日がつらかったと感じます。
当時は仕事中だけでなく、自宅に帰ってからも、休日であっても、頭の中から仕事のことが離れませんでした。大好きな釣りをしている最中でさえ、「明日の仕事はどうしよう」「あの件を対応しなければ」と仕事のことばかり考えていたのです。
早期退職をして最も大きく変わったのは、「常に仕事のことを考え続けなければならない状態」から解放されたことでした。
退職後に実感した精神的な変化
- 朝起きた時に「今日は仕事か……」という憂鬱さがない
- 夜寝る時に明日のプレッシャーを感じずに済む
- 休日や趣味の時間を心から100%楽しめる
時間が増えたこと以上に、この「脳の緊張状態が解けたこと」こそが、早期退職をして得られた一番の価値でした。
3. 「退職後の趣味や予定」は無理に作らなくていい
世間の記事や書籍ではよく、「退職前に趣味を見つけておきましょう」「毎日のスケジュールを決めましょう」とアドバイスされています。もちろんそれも一理ありますが、全員がそうする必要はありません。
会社員時代は「やらなければならないこと」に追われ続けてきたのですから、退職後くらいは以下のようなスタンスで十分ではないでしょうか。
【退職後の時間を楽しむマインドセット】
- やりたいことがなければ無理に探さない
- その日にやりたいと思ったことだけをやる
- 何もやりたくない日は、何もせずにゆっくり過ごす
誰かに「今日は何をするの?」と聞かれても、「特に決めていない」と答えられる自由こそが、早期退職の醍醐味です。
4. 結論:「暇になった」のではなく「自由になった」
早期退職は「仕事がなくなる=暇になる」と捉えられがちです。しかし実際は、自分の時間を100%自分自身のコントロール下に取り戻したという感覚に近いです。
- 趣味や家庭菜園に没頭してもいい
- 資産運用についてじっくり研究してもいい
- ふらっと旅行に出かけてもいい
- 一日中何もしなくてもいい
選択権がすべて自分にある状態は、退屈どころか非常に豊かな時間を与えてくれます。
まとめ:プレッシャーのない日常を手に入れる価値
早期退職後の「暇」を心配している方は、「何か特別なことをしなければならない」という思い込みを一度手放してみてください。
仕事の重圧から解放され、明日の心配をせずに眠りにつける。これだけでも、早期退職を選択する価値は十分にあります。
その時々でやりたいことを見つけながら、自分のペースで過ごす自由な時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。


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