「早期退職(FIRE)をしたら、平日の昼間は一体何をして過ごしているの?」
仕事を辞めたことを知人に話すと、よくこのように聞かれます。
会社員時代は「平日の昼間=会社で働く時間」が当たり前でした。その時間が丸ごと白紙になったとき、人は退屈してしまうのか、あるいは毎日豪華で特別なイベントを楽しんでいるのか。
今回は、4,500万円の資産を作って早期退職を果たした私の「平日の昼間のリアルな過ごし方」と、自由な時間を手に入れて感じた本当の豊かさについてお伝えします。
1. 早期退職者の「平日の昼間」リアルな過ごし方
結論から言うと、毎日特別なイベントがあるわけではありません。自分のペースで好きなことをして、ごく普通に過ごしています。
① 朝は決まった時間(6時)に起きる
「目覚まし時計に縛られない」生活にはなりましたが、毎朝自然と6時には目が覚めます。「○時までに家を出なければならない」というプレッシャーがないだけで、朝の空気感や気持ちのゆとりは会社員時代とは劇的に変わりました。
② 午前中:家庭菜園と好きな趣味(投資の研究)
午前中は、庭で育てているキュウリやトマトの手入れをします。葉の状態を観察したり病気の対策を調べたりしていると、あっという間に時間が過ぎていきます。また、昔から好きだった資産運用のデータ分析や相場研究など、自分の興味のある分野にじっくり没頭します。
③ 昼食:混雑を避けた平日のランチ
毎日の昼食は非常に地味です。家で簡単に済ませることも多く、時には白ご飯と明太子だけの日もあります(笑)。外食をする場合も、平日なら混雑を避けてファミレスなどで気軽にリーズナブルなランチを楽しめます。
④ 午後:妻との買い物や、あえて「何もしない」時間
スーパーへの買い出しも、混雑する休日ではなくすいている平日に行きます。「休日にまとめて家事をこなさなければ」という焦りは一切ありません。午後はテレビを見たり、ネットで調べものをしたり、何もせずにのんびり昼寝をして過ごすこともあります。
2. 退職したからこそできた「家族(母)との大切な時間」
早期退職をして「平日に自由な時間があって本当によかった」と心から実感した出来事があります。
それは、高齢の母親の通院や日常の買い出しに、いつでも付き添ってあげられたことです。
会社員時代であれば、平日に病院へ連れて行くには有給休暇の調整や仕事のスケジュール管理に頭を悩ませていたはずです。仕事の心配をすることなく、母のサポートに時間を割けたことは、親孝行としても自分自身の人生にとってもかけがえのない時間になりました。
3. 贅沢とは「平日の昼間に何もしなくても罪悪感がないこと」
早期退職前は、「仕事を辞めたら毎日何をすればいいんだろう」「暇で困るのではないか」と不安に思うこともありました。
しかし、実際に退職してみて分かったのは、「何もしない日があってもいい」という許可を自分に出せることこそが一番の贅沢だということです。
会社員時代と退職後の「時間」の違い
- 会社員時代: 平日の昼間は時間に追われ、休日に何もしないと「時間を無駄にした」と後悔する
- 早期退職後: 平日の昼間をどう使うかは100%自分次第。「今日は何もしなかったな」と笑って終われる
毎日何か特別な成果をあげたり、劇的な体験をしたりする必要はありません。平日の昼間に自分の時間があり、それを自分の意思でどう使うかを決められること。それこそが、私が早期退職で一番欲しかったものでした。
まとめ:手に入れたのは「お金」以上に「自分の時間」
「早期退職して何をしているの?」と聞かれたら、私はいつもこう答えます。 「その日の気分で、やりたいこと(あるいは何もしないこと)をやっています」と。
4,500万円という資産を貯めて会社を辞めました。そのお金があったからこそ退職できましたが、実際に手に入った最も価値のあるものは、お金そのものではなく「自分自身の時間」でした。
派手な生活ではなくても、地味で穏やかな平日の昼間を自分のペースで味わえる。
もし今、時間に追われる毎日に疲れているなら、ぜひ「自分の時間を自分に取り戻すための準備」を少しずつ始めてみてください。その先には、何にも代えがたい自由で穏やかな日々が待っています。


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