「早期退職(FIRE)をしたら、毎日何をして過ごしているんですか?」
会社員時代からの知人に早期退職したことを話すと、よくこのように尋ねられます。
決まった勤務時間や通勤がなくなり、一日のスケジュールが完全に白紙になったとき、人は退屈してしまうのか、それとも満たされるのか。
今回は、早期退職を果たした私が「実際にどのような毎日を過ごしているのか」、そのリアルな日常と退職して分かった「時間に対する考え方の変化」についてお伝えします。
1. 早期退職後のリアルな過ごし方5選
「毎日特別なイベントがあるわけではない」というのが正直なところです。その日その時、自分がやりたいと感じたことに時間を使っています。
① 資産運用・投資の研究と実践
もともと投資が好きだったこともあり、現在最も時間を使っていることの一つです。会社員時代は仕事の合間に行うしかありませんでしたが、今はリスク管理の計算や新しい運用手法の分析など、じっくり時間をかけて向き合うことができます。
② 家庭菜園(野菜の栽培)
退職してから熱中するようになったのが家庭菜園です。キュウリやトマトなどの成長を観察したり、肥料や病気への対策を調べたりしていると、あっという間に時間が過ぎていきます。自然と触れ合いながら成果を楽しめる素晴らしい時間です。
③ 夫婦での旅行・温泉巡り
妻と年に数回、湯布院や嬉野温泉などへ旅行に出かけています。会社員時代は「仕事のスケジュール」や「有給の調整」を気にする必要がありましたが、今は繁忙期を避けて好きなタイミングでゆったり計画を立てられるようになりました。
④ 家族・親のサポート(通院や買い物の付き添い)
退職していたおかげで、高齢の母親の通院や買い物にいつでも付き添うことができました。時間に追われることなく家族との大切な時間を作れたことは、「仕事を辞めていて本当によかった」と心から実感した瞬間です。
⑤ あえて「何もしない」贅沢な時間
「今日は何もしたくない」という日は、無理に予定を作らず、テレビを見たりネットサーフィンをしたりしてのんびり過ごします。会社員時代のように「せっかくの休日なのに無駄にしてしまった」と後悔することもなく、「今日は何もしなかったな」で穏やかに一日を終えられます。
2. 「退職したら暇になる」は本当か?
早期退職を迷っている方から「仕事を辞めたら暇を持て余すのではないか」という相談をよく受けます。
私自身も退職前は少し心配していましたが、実際に辞めてみるとまったく暇だと感じることはありませんでした。
退職後に気づいた「暇」に対する意識の変化
- 「やりたいこと」は日常の中で自然と見つかる
- 予定を詰め込まなくても、一つひとつのことに時間をかけられる
- 「何もしない時間」すらも自分の自由な意思で選択できる
「毎日何か充実したことをしなければならない」という固定観念を捨ててしまえば、退屈を感じるどころか、むしろ穏やかな自由を満喫できるようになります。
3. 一番の贅沢は「毎日の使い方を自分で決められること」
会社員時代と今との最大の違いは、「一日の使い方を100%自分自身で決定できること」です。
- 今日は投資の分析に集中する
- 明日は家庭菜園の手入れをする
- 明後日は妻とドライブに出かける
- 気が乗らない日は家でゆっくり休む
何か劇的な楽しいことが毎日起きるわけではありません。しかし、誰かに指示されることもなく、仕事の重圧や明日の心配をすることもなく、自分の意思で今日やることを決める。
これこそが、早期退職をして得られた一番の贅沢だと実感しています。
まとめ:「その日やりたいことをやる」で十分
「退職後に何をすればいいか分からない」と悩む必要はありません。
壮大な夢や新しい趣味を無理に探さなくても、日々の暮らしや家族との時間、興味のある調べものを深めるだけで、毎日は驚くほど豊かに過ぎていきます。
「毎日何をしているの?」と聞かれたら、私はいつもこう答えています。 「その日、やりたいことをやっています」と。
自分の人生の時間を自分の手に取り戻したいと考えているなら、ぜひ一歩を踏み出す準備を始めてみてください。


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