49歳で会社を辞めてから、7年以上が経ちました。
もし、今の記憶をすべて持ったまま、もう一度あの日に戻れるとしたら——。
私は、もう一度会社を辞めるのか?
答えは簡単です。「辞めます」。
迷いも後悔もありません。日曜日の夕方に憂鬱になることもなくなり、朝起きて「会社に行かなければ」と思うストレスも一切ありません。
ただ、「できることならもっと早く辞めたかった」と思う反面、「40歳や45歳に戻れても、私は辞めない」とも断言できます。
今回は、なぜ「何度やり直しても49歳で辞めることになるのか」という現実的な理由と、7年間で手に入れた一番の資産についてお話しします。
1. 「早く辞めればいい」わけではない。年齢ごとのリアルな条件
仮に過去の年齢に戻ったとしても、当時の「貯金・ローン・家族の状況」のままなら、私は絶対に辞めません。
| 戻る年齢 | 退職しない理由・必要な条件 |
| 40歳 | 資産も稼ぐ力も不足。子どもも学生で「家でブラブラする父親」は見せられない |
| 45歳 | 目標の4,500万円があっても不足。年金までの無収入期間が長いため5,000万円以上必要 |
| 49歳 | 子どもの学業の目途が立ち、目標資産(4,500万円)と早期退職制度が重なった最適解 |
早期退職に必要な金額は「一律◯◯万円」ではありません。
何歳で辞めるのか、家族の状況、年金受給までの期間でまったく変わります。私にとって「生活を脅かさずに辞められる条件がすべて揃ったのが49歳だった」というだけなのです。
もし早期退職制度が51歳で発表されていたら、私は51歳まで会社に残っていたでしょう。無謀なリスクを取らないことが、退職後の安心に繋がっています。
2. 7年間の自由と引き換えに捨てたもの、得たもの
会社を辞めたことで、確かに失ったものもあります。
- 7年分の安定した給料と厚生年金の積み増し
- 「会社員」という世間的な肩書
しかし、それと引き換えに手に入れた「49歳から56歳までの7年間の時間」は、お金には代えられない価値がありました。
本当に手に入れたのは「定年のない自力で稼ぐ力」
そして時間以上にもう一つ、決定的に大きなものを手に入れました。
それは「誰にも雇われずに自力で稼ぐ力」です。
退職当初は稼ぐ力などありませんでした。しかし、あふれる時間を使って投資を愚直に研究し、ブログを書き、試行錯誤を繰り返しました。
💡定年と自力稼ぎの違い
- 会社員: どれだけ優秀でもいつか定年が来て、給料は止まる。
- 自力で稼ぐ力: 頭が働く限り定年はない。年齢に関係なく収入を作れる安心感がある。
会社員を続けていれば年金や退職金は多かったかもしれません。ですが、「自分の頭で稼ぐノウハウ」を得た今の安心感の方が、私にとっては遥かに価値があります。
まとめ:49歳の自分へ「大丈夫。辞めろ」と言いたい
もし今、退職直前で「4,500万円で本当に足りるのか」「これからどうやって生きていくのか」と不安に震えている49歳の自分に会えるなら、こう声をかけます。
「大丈夫。辞めろ。」
「そして、好きなことを、好きなだけ勉強しろ。」
「7年後のお前は、会社を辞めたことを一度も後悔していないから。」
会社を辞めたら、上司もノルマも試験もありません。
自分が面白いと思ったことを好きなだけ勉強し、試行錯誤できる「自由」が待っています。
早期退職は早ければ早いほど良いわけではありません。しっかりと準備と条件を整えた上で踏み出す一歩なら、その後の人生は間違いなく最高に面白いものになります。


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